漢方– category –
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「時間の医学」漢方の診断方法「弁証論治」を使いこなす
「弁証論治」で機敏に対応 最近、漢方に関する番組が増えた様に感じます。中国漢方の医療現場がテレビでも紹介されたり。私も中国臨床研修でビックリしたのですが、ひと抱えもありそうな煎じ薬の大きな紙包みを持ち歩いている患者さん達。中国ではいったい... -
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漢方の誤診「薬用いるのは兵を用いるがごとし」「生兵法はケガのもと」
以前に、虚・実判定の間違いによる誤診の続きです。「漢方診断で見かける虚実の間違いは体調を崩す」 漢方での素人とプロの違い 症状などが、ハッキリとしている場合は、判断しやすいのですが、ほとんどの場合、多くの症状が複合的に重なっていることが多... -
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漢方には熱にも種類があります「実熱」と「虚熱」
体質で「実熱」と「虚熱」の二種 前回は、病気の性質が寒性か熱性かで、使う薬も違ってくることを、舌診の角度からの漢方的な判断方法を紹介しました。 舌診を知っておくだけで原因不明の不調の原因が理解できる過去記事 エネルギーが過剰な人 今回は、熱... -
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舌診を知っておくだけで原因不明の不調が理解できる
舌の色 「寒熱」の傾向を判断 中国漢方には、病は舌に現れると考えられています。これを基本に、舌の状態をさまざまな角度から見ることによって、病因や病気の程度をつかもうというのが舌診なんです。舌を観察すれば健康状態は、相当な部分まで判断できる... -
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漢方の選び方「望診」で身体内部の異常を判断する
望診で身体内部の異常を読み取る 西洋医学では、診断の際、検査をして症状を詳しく調べます。そのための診断機器も発達して検査結果やデータが重要視されます。この診断法は確かに凄いコトなんですけど問題がないわけでもないかな〜たとえば体調がすぐれな... -
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目と漢方「飛蚊症」「黄斑部変性症」「緑内障」
飛蚊症 飛蚊症は、主に硝子体の濁りが原因で起こります。一般的には、網膜剥離や網膜裂孔、硝子体出血、ぶどう膜炎などの病気は、出血や炎症によって、硝子体の濁りが出来て、飛蚊症となります。 漢方(中医学的な考え)飛蚊症、眼精疲労、目の奥の痛:活... -
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賛否両論のコーヒーと健康、ナニが効果があるの?
コーヒーのエビデンスが増えた 近頃、コーヒーは「カラダに良い」という話をよく耳にすると思いますが、その一方で、「発がん物質が入っていて危険」という話も、一時話題になりました。どちらが本当なのか気になるところですが、最近、FDA(米国食品医薬品... -
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研究が進む病は腸から
人の体内は細菌だらけ 人間の腸内には少なくとも40兆もの細菌が生息しているといわれています。健常な腸内細菌叢は、ヒトの酵素では分解できない食物残渣を分解し、ビタミン類や、その他、多くの体の活動に必要な代謝物を産生しています。 隠された臓器 腸... -
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中国研修で気になったこと、薬に敏感な日本人
漢方薬って、そんな大量に飲めるの 中国での臨床研修の時に、驚いたことがあるんです。日本から中国の病院に研修にいくと、まず最初に驚くのが、中国の病院や漢方薬局で出される薬の量の多さ。中国の煎じ薬の量は、日本の3〜4倍の量はあります。中成薬(中... -
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漢方診断で見かける虚実の間違いは体調を崩す
虚に対しては補い、実に対しては瀉す 「虚々実々」といえば、戦いや掛け引きの形容に使われる言葉です。社会派ドラマや現実のビジネスシーンでも使われることがよくあります。中国漢方では「虚々実々の戒」という言い方があって、意味合いが違うんですけど...