痛風によく使われる漢方薬とは

体内から原因物質を排泄させる

痛風の症状を和らげるには、体の水分代謝をよくすることです。
中国で使われている処方の中には、次のような薬があります。

利湿健脾薬(胃腸の働きをよくして水分代謝を改善する)

これに用いられる生薬では、黄耆、白朮、防已、ハトムギ、茯苓などが尿酸の生成を抑え、尿酸の排出と促します。臨床面では、尿酸値を低下させる作用があります。

活血化痰利湿薬(血の巡りをよくして水分代謝を改善する)

大黄、丹参、田七人参、赤芍、山慈茹、土茯苓、金銭草、車前子、沢潟などは尿酸の排出に有効です。
特に山慈茹は、成分のコルヒチンが痛風には大変よいといわれています。

また、通じをよくする活血通便薬に使われる大黄は、尿酸値を下げる働きが顕著です。
尿道結石を防ぐには、尿のpH値を6.5〜8に保って尿酸を排出させ、結石ができるのを防ぐことです。
青皮10g、陳皮10g、金銭草15gを2回煎じて尾お茶代わりに飲むと、尿のpH値が調節され、尿酸塩の排出に役立つとされています。

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