元気に見えても不眠症

増え続ける不眠症

有る調査によると、5人に1人が睡眠に問題があるとのこと。
「睡眠で休養が取れていない」
「何らかの不眠がある」
と訴えているそうです。
困ったコトに、調査でわかったことに加齢とともに不眠は増加しているようです。
60歳以上では、なんと約3人に一人が睡眠問題で悩んでいるようです。
20人に1人が不眠のため睡眠薬を服用しているそうでう。

心身の安定が熟睡の重要な条件

中国漢方では心を神(精神)の宿る臓器と考えられています。
心は神なんですね。
つまり精神の安定(安神)こそ入眠・熟睡のための大切な条件。

元気だから眠れるわけではない

気・血・陰(体液)などの不足から起こる虚証タイプの不眠が一般的なのですが、もう一つ、体内に心の神の安定を邪魔するものがあって眠れない実証タイプもあります。
この場合、以外と元気に見えるタイプの人のことです。
虚証の不眠は体に不足しているものを補うのに対して、実証の不眠は心の安定を邪魔するものを取り除き、心身の興奮を抑えることによって対応していくことになります。
ストレスや精神的な刺激が引き金で起こる不眠は、興奮して眠れない・寝つきが悪いといった訴えのほかに、頭痛、頭重、口の中が粘る・口が苦いなどの症状と伴うことが多いんです。
このような症状は、精神を安定させる柴胡加竜骨牡蠣湯や温胆湯などが使われることがあります。

肉や脂っこいものなどカロリーの高い食べ物を摂り過ぎなどのため、体内に熱を持ち、この熱のため神経が興奮しても不眠は起こります。
この場合も、見かけは元気なんですよね〜
不眠だけでなく、イライラ・心が落ち着かない・口内炎や吹き出物ができやすい・尿の色が濃い・ほてりなどの熱症状がみうけられる場合、体の熱を取り除き、心身の興奮状態をおさえて自律神経を安定させる黄連解毒湯や竜胆瀉肝湯がオススメです。
更年期では、疲労やストレスが蓄積されたうえに、体力的にも衰え、体のバランスが崩れ、実と虚が入りまじった不眠が起きています。
入り交じっているので、漢方薬はそれぞれの漢方薬を組み合わせることになります。

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