生理中の体温で気にしなければいけないこと:なぜグラフが必要なの?

病院で見せることのない基礎体温のグラフって意味があるの

病院での不妊治療では、あまり基礎体温表を見せることは少ないと思います。
見ないのに、なぜ記録をしないといけないのか?
それは、全体的なホルモンバランスを判断できるからです。
長期的な判断が必要な時のための記録でもあります。
必要な時に、記録されていないと、医師は困るんです。
グラフなんか見ないと思って、記録していないと、いざというときに治療が遅れたり、判断に迷ったりすることに。

不妊治療にはタイムリミットがあります。
そして、多くの場合、原因は特定しにくいんです。
つまり、あらゆることを想定して治療することになります。

基礎体温表を正しく記録するということは、とても大事なことなんです。

生理中に1日だけ体温が上昇には意味がある

あまり気にしていないと思いますが、生理中に1日だけ急激に体温が上がることありますよね。
実は生理中に体温が上がるとき子宮内膜症の可能性が考えられます。

なぜなら、生理中に1日だけ体温が跳ね上がるような場合、「血」のめぐりが滞った「瘀血」の状態であると中医学では考えられているからです。
血の流れが悪い「瘀血」は月経血の排出を滞らせます。
そのため卵胞の発育や排卵、黄体機能にもダメージを与えることがあるんです。
さらに、生理痛がひどい場合や血のかたまりが多く交じるようなときには、早期の子宮内膜症の可能性も考えられるんです。
いつもお伝えしているように、まずは体を冷やさないように、そして血流をよくする漢方薬を。

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