太っているということは血液の汚れていて痰湿が溜まっているということ

痰湿とは老廃物がたまっていること

水は体に必要なうるおいを補っています。
しかし、水のめぐりがいったん滞ると、体にとって有害な物質へと変化するんです。
これを「痰湿(たんしつ)」といいます。
痰湿の原因はさまざまです。
もっとも多いのは、胃腸を酷使する食生活。
酷使して消化・吸収・排泄がうまくできず、「よどんで濁ったもの」が体の中にたまってしまします。

「濁ったもの」は中性脂肪やコレステロールなどに変化します。
みなさん、健康診断で注意される脂質は血中に入り込み、血管にへばりつくと、血液の流れに問題がおきやすくなるんです。。

太っていることがナゼ問題なのか?

高脂血症は、何年か先に重大な循環器疾患を起こす原因となります。
それらの病気を予防するには、高脂血症に特有の危険信号を見逃さないことが大切です。
高脂血症という病気は、中医学の「痰湿」「瘀血(血の滞り)」の範ちゅうに属します。
痰湿とは、体内に余分な水分がたまり、血脂(血漿中のコレステロールや中性脂肪)が高い状態です。
つまり血管の内壁に粥状のドロドロした血脂が沈着し、その結果、血液の流れが悪くなったり、滞ってしまう(瘀血)ものです。
痛みや苦しさといった特別の症状がないからといって放置しておくと、動脈硬化をはじめ、脳梗塞や心筋梗塞など重大な障害に結びつくので油断できません。

中医学には「肥人多痰」つまり「太った人には痰湿が多い」という言い方があります。
中国における臨床実験で、丹参や紅花、川芎、赤芍などの活血化瘀薬jと、半夏、陳皮、茯苓、沢瀉などの化痰利湿薬を一緒に服用すると、血栓(血液の塊)の形成や動脈硬化の発症を予防できることがわかっています。
また動物実験によて、動脈硬化における粥状硬化塊が、活血化瘀薬と化痰利湿薬の併用で、縮小あるいは消失することも証明されています。

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