妊娠は「インスリン非依存型」糖尿病の原因の一つ

妊娠糖尿病になると何がおこるのですか?

妊娠中の糖代謝異常でおこる糖尿病を妊娠糖尿病といいます。
妊娠前から既に糖尿病と診断されている場合や、妊娠中に“明らかな糖尿病”と診断された場合は妊娠糖尿病ではありません。
しかし、これらは妊娠糖尿病より重度の状態ということになります。
妊娠前から、自分の食生活や生活習慣が妊娠という子育てに影響を与えることになります。

妊娠中に高血糖の場合、おなかの中の赤ちゃんも高血糖になると言われていて、合併症が起こることがわかっています。

妊婦さんへの影響
妊娠高血圧症候群、羊水量の異常、肩甲難産、網膜症・腎症およびそれらの悪化

お腹のあかちゃんへの影響
流産、形態異常、巨大児、心臓の肥大、低血糖、多血症、電解質異常、黄疸、胎児死亡など

肥満と糖尿病

日本人の糖尿病の8〜9割を占める「インスリン非依存型」糖尿病は、その多くが35歳以降に発病しています。
主な原因としては、遺伝によるもののほか、甘いものや運動性脂肪の取り過ぎ、肥満、運動不足、ストレス、妊娠などがあげられます。
肥満体の人の糖尿病になる率は、非肥満者の3〜5倍にも達します。
中医学では、二千年前から、この病気は「肥貴人之病」(偉い人やお金持ちの贅沢病)といわれ、甘いものの取り過ぎや飽食が主な原因であることが指摘されています。
ある報道によると、体重がその人の標準体重の35〜40%を超えると、組織細胞のインスリンへの反応度が3〜4割も低下し、つまりインスリンへの抵抗性が高まり、高インスリン血症(血液中のインスリン値が高い)となるといわれています。

妊娠前から子育てははじまっています

妊娠してから、健康に注意しても既にお腹の中では子どもが成長しています。
妊娠前から、子育てはスタートしているということなんです。
普段から内側からキレイになることを心掛けてください。

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