糖尿病だと筋肉が減って体重が落ちる
正しいダイエットは、筋肉を落とさずに脂肪を落とすことです。
これには、コツが必要です。
糖尿病の場合の体重減少は、筋肉が減ることにあります。
糖尿病が進行してインスリン分泌が枯渇すると、高血糖が継続します。
そうすると糖やアミノ酸を十分に取り込むことができなくなり、不足したエネルギーを筋肉や脂肪を分解して補うようになるんです。
そのため、食事や運動などの量が変わっていないのに、体重が減少していくんです。
糖尿病ダイエット?
肥満じゃない糖尿病が多い日本
日本人ではインスリン分泌の低下による糖尿病が多いので、肥満を伴わずに発症する方が多数います。
近年の報告で正常体重で健康な場合でも、インスリン低抗性が始まっている方がいると報告されています。
つまり正常体重でも、体脂肪率に注意して健康管理を行い、普段から歩く時間を増やすなど、運動をする習慣が重要になってきているんです。
合併症から体を守る
合併症を防ぐためにも、糖尿病の早期発見が重要です。次にあげるような症状が見られる場合には、医療機関での検査を受けるようにしましょう。
1.のどが渇きやすい、多飲、多食、多尿。
2.原因不明の体重減少。食欲があるのに、体重が減る。
3.女性の場合は、外陰部が痒い。
4.泌尿器系に感染症が繰り返し起こり、頻尿、尿痛などがある。
5.皮膚に腫れもの、吹き出ものがよく起こったり、下半身に頑固な潰瘍がある。
6.手足の感覚異常やマヒ、末梢神経炎など。