漢方での流産と出産の違い

流産も「出産」と考える東洋医学

中医学(中国漢方)では、流産も「小さなお産」ととらえ、産後と同じような養生を必要とします。
実際に、流産後の体は、産後の体を同じように、体のエネルギーである「気」や血が不足し、また、子宮や卵巣の血流が悪くなった状態になっています。
この状態を放っておくと、妊娠しにくくなったり、習慣性流産をまねくことが多いのです。

やはり、「芎帰調血飲第一加減」のような漢方薬で、体をきちんと回復させておくべきです。
なお、流産のあとに、胸の張りや乳汁分泌などの症状が起こる場合がありますが、このときには、高プロラクチン血症の治療や断乳にも用いられる「炒麦芽」を併用します。
これらの漢方薬を1〜3カ月服用して、正常な月経が訪れるようになったら、「漢方的不妊治療」をスタートさせるという方法をとるようにしましょう。

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