毎日、気持ち良く食べれるよ:みんな知っているストレスと胃腸の関係

ストレスで食べれないって幸せじゃないですよね

誰のせいで、体調不良になるのでしょう。
自分のせいで、なるのなら理解できますよね。
でも、ほとんどが、他人からの影響でストレスを抱えるコトに。
他人のせいで、体調不良って、どう思います?
特に、胃腸の不調で食べれないって、楽しくないですよね。

ストレス社会ということで昨今はサラリーマンばかりでなく、学童や幼児にも胃の不調を訴えるケースが増えています。
緊張感の持続や、精神的なストレスによってもたらされる胃酸過多、胸やけ、胃部膨満感、げっぷ、胃の痛みなどの症状は、中国漢方で「肝気犯胃」といわれます。
ひどくなると胃潰瘍や十二指腸潰瘍へと進行するのは皆さん、ご存じですよね。

2つの生薬が作用し胃の不調解消

中国漢方では、ストレスの影響を最も受けやすい臓器は肝だと考えられています。
ストレスに抵抗して肝の気が過剰になると、肝と関連の深い臓器・胃の働きが克(抑制)されて、さまざまな胃のトラブルとなって現れるんです。
不安や緊張などの心理状態は、胃酸過多や胃粘の瘀血(血流の滞り)状態を引き起こす一方、胃壁を保護する粘液の分泌を減少させて潰瘍の原因ともなります。
こうした症状を解消してくれる漢方処方に、烏賊骨(ウゾクコツ)と延胡索という二つの生薬あります。
烏賊骨はイカの骨状の内殼で、年配者の中には、これを粉末にしたものを止血剤として切り傷などにもいいんです。
止血作用以外にも、胃酸を中和する制酸作用、荒れた胃粘膜の修復作用があります。
一方、アルカロイドを主成分とする延胡索には、滞った気血の流れを改善することで、胃の痛みを鎮める作用も。

ストレス性の胃腸障害は、一度治っても、再発を繰り返しやすいのが特徴。
そのため原因となるストレスを緩和することが大切で、精神的な緊張を解いてくれる開気丸や半夏瀉心湯なども一緒に使ってみてくださいね。

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