冷え症は漢方でしか対応できない理由:ショウガって温まりますか?

圧倒的に女性が多いけど男性も増えている冷え症

最初に、冷え症が難しい理由について。
それは、病気として認められていないからです。
病院で冷え症で辛いといっても、冷え症が病名でないので、難しいことになります。
それでも、皆さん、知っての通り、ショウガなどが体を温めるって知っていますよね。
この知恵は、どこからきたのでしょう?
そう、漢方の知識なんです。
漢方が冷え症対策には効果的なのは、皆さんの「常識」の中にすでにあるんです。

日本には「冷え症」に悩む女性が、二人に一人はいるといわれています。
これは日本特有の国民病であり、生活習慣病の一つかもしれません。
最近は女性だけでなく、男性も冷え症に悩まれている方が多くなっています。

「冷え症」は病名でない

冷え症について、現代医学では、いまだに病名が確率していません。
あえていうなら「寒冷過敏症」「冷覚過敏症」ということになります。
実際のところ、冷え症という病気は、簡単に症状を説明できるものではないからです。
冷え症は一種の総合病といえます。“冷え”が主訴ですが、多くの症状や疾患を伴っているのが普通です。その根本には、やはり「瘀血」がからんでいます。

冷え性は百人百様

冷え症を主訴とする女性患者の伴っている病気は、月経の異常、生理痛、生理不順、不妊症、卵巣炎、卵管炎、子宮内膜症、子宮筋腫、貧血、慢性頭痛、片頭痛、膀胱炎、腎盂炎、さらには癌といったようにさまざまです。
症状でいうと、冷え以外に、首や肩のこり、胃のもたれ、慢性下痢、めまい、立ちくらみ、不眠、イライラ、目の疲れ、腰痛、手足のしびれ、疲労倦怠感など、こちらも多種多様です。
これらの症状には体質的な虚弱と血液循環障害、つまり瘀血の症状が見られます。中医学では「冷えは万病のもと」と考え、早めに治療しなければならないと警告しています。
冷え症をそのまま放置すると、思わぬ病気を併発することもあるからです。
特に高齢者の冷えは危険信号です。
アメリカでは毎年900人あまりが低体温症で死亡していますが、その半数以上が65歳以上のお年寄りです。

悩み別に選べる漢方

冷え症といっても、辛い状態が皆さん、違っています。
違うということは、体の状態が違うということです。
状態が違えば、体の問題点が違ってきます。

そう、ここで、思い出してください。
ショウガ、毎日飲んでも、体、温まりませんよね。
手足、冷たいままですよね。
ショウガが悪いワケではありません。
自分に合わないだけ、なんです。
漢方というのは、セミオーダーメイドなんです。
あなたに合う「冷え症対策」を選ぶ方法が漢方なんです。

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