「年賀状が辛い…」不妊治療中の夫婦が直面する周囲の気遣いと伝えにくさについて

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不妊治療を始めたばかりの夫婦へ:周囲の気遣いと伝えにくさにどう対処するか

こんにちは、私自身も不妊治療と体外受精を経験しました。不妊治療を始めたばかりの夫婦が直面する「周囲の気遣い」と「治療の告知の難しさ」について、私の経験を交えながらお話しします。

周囲からの気遣いが辛くなる理由

不妊治療を始めた夫婦が、周囲からの気遣いを辛く感じる理由は様々ですが、主なものを以下に挙げます。

  1. プレッシャーの増加:
    治療中に「赤ちゃんはまだ?」という無意識の質問がストレスになることは多いです。これらの質問は、治療の成功を期待されていると感じさせ、プレッシャーを増加させます。私自身も、何度もこの質問に苦しめられた経験があります。
  2. プライバシーの侵害:
    不妊治療は非常に個人的な問題です。周囲の過剰な関心や質問は、プライバシーを侵害されていると感じさせることがあります。治療の詳細を説明することに抵抗を感じるのは当然のことです。
  3. 同情やアドバイスの押し付け:
    「頑張って」「リラックスすればいい」などの同情やアドバイスは、逆にストレスを増幅させることがあります。これらの言葉は、問題が治療を受ける側の心の持ちようにあると誤解される可能性があります。私も同様のアドバイスを受け、逆に傷ついたことが何度もありました。
  4. 感情の揺れ動き:
    ホルモン治療やストレスにより、感情が不安定になることがあります。このため、周囲の気遣いが過剰に感じられることがあります。不安定な感情を抱える中で、周囲の反応が重荷になることが多いです。

不妊治療を伝えにくい理由

治療を周囲に伝えにくい、または伝えたくない理由には以下のようなものがあります。

  1. 社会的なスティグマ:
    不妊治療に対する社会的な偏見や誤解が根強いため、話題にすることを避ける人が多いです。私自身も、社会的な偏見を感じる場面がありました。
  2. プライバシーの保護:
    不妊治療は非常に個人的な問題であり、他人に知られたくないという強い意志があります。特に職場では、キャリアに影響を及ぼすことを懸念することが多いです。私も職場での扱いを心配していました。
  3. 家族への配慮:
    親や兄弟に話すことで、彼らに余計な心配をかけたくないという気持ちがあります。また、親世代には不妊治療に対する理解が不足している場合も多いです。私も家族に話すのをためらった経験があります。
  4. 過剰な期待や失望:
    周囲に伝えることで、毎回の治療結果について期待や失望を共有しなければならなくなり、精神的な負担が増します。治療の結果を伝える度に、失望を感じるのは辛いものです。
  5. 個人的な感情:
    不妊治療の過程で感じる失敗感や劣等感を他人に知られたくないという気持ちが強いです。私も、自分の感情を他人に知られることに抵抗がありました。

周囲に伝えることの利点

  1. 病院へ通いやすくなる:
    周囲に治療を伝えることで、通院のスケジュールを調整しやすくなります。職場での配慮を得やすくなり、急な休みや早退を理解してもらいやすくなります。例えば、上司や同僚に事前に説明することで、柔軟な働き方が可能になることがあります。私も治療のために休みを取る際、事前に話しておくことでスムーズに対応してもらえました。
  2. 年賀状などの辛さを軽減:
    周囲や親、兄弟、友人に治療を伝えていない場合、年賀状などに出産報告や赤ちゃんの写真が送られてくることがあります。これが辛く感じられることがあります。治療を伝えておくことで、こうした配慮が期待でき、心の負担を軽減することができます。私も一度、友人からの出産報告が辛かった経験があります。

職場に伝えることの難しさと心ない言葉

職場に不妊治療を伝えたとしても、その辛さを理解してもらえず、心ない言葉で傷つくこともあります。例えば、「休みすぎじゃない?」や「そんなに大変なら辞めたら?」といった言葉が挙げられます。こうした言葉は、治療の辛さを理解していないことから発せられるものです。

私も同僚や上司から心ない言葉をかけられ、深く傷ついた経験があります。その時は、自分の感情を守るために、できるだけ具体的な情報を提供し、治療の必要性を強調しました。それでも理解が得られない場合は、専門家や上司と相談し、対応策を考えることが重要です。

私の経験:周囲の気遣いと伝えにくさにどう対処したか

私自身の経験から、不妊治療中の周囲の気遣いや伝えにくさにどう対処したかをお伝えします。

  1. オープンなコミュニケーション:
    信頼できる人には、あらかじめどのようにサポートしてほしいか、または特定の話題について触れないでほしい旨を伝えました。これにより、不必要なストレスを軽減できました。
  2. サポートグループの活用:
    同じ経験を持つ人々と交流することで、共感や具体的なアドバイスを得ることができました。オンラインフォーラムや地域のサポートグループが非常に役立ちました。
  3. 専門家の助言:
    カウンセラーや心理療法士と話すことで、感情の整理やストレスの軽減を図りました。専門家のアドバイスは非常に心強かったです。
  4. 自分のペースを大切に:
    自分の感情や体調に合わせて、無理をせずに過ごすことを心がけました。無理に周囲に合わせる必要はありません。

結論

不妊治療は非常に辛い経験ですが、周囲の気遣いや伝えにくさに対処するための方法を見つけることで、少しでもストレスを軽減することができます。私の経験が、同じように悩んでいる方々にとって少しでも役立つことを願っています。

今後も、不妊治療に関する情報やアドバイスをお伝えしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。


このブログ記事が、不妊治療を始めたばかりの夫婦にとって少しでも参考になれば幸いです。何か質問やお悩みがあれば、コメント欄にお気軽にご記入ください。

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