流産とスポーツ
妊娠中の運動やスポーツについて悩んでいる方は多いんです。
ネットで調べても、運動したらダメ、運動した方がいい、賛否両論。
なぜ、こんなに心配になるのか。
それは「流産」が想像できるから。
妊娠22週よりも前に妊娠が終わってしまうことを流産といいます。
流産でも時期によって原因が違います。
妊娠12週未満(妊娠3ヶ月まで)の流産を早期流産といい、色体異常が原因で起こることが多く、この場合は受精した瞬間から正常に育つことができないとされています。
こればかりは、卵子の運命としかいいようがないと思います。
12週以降に起こるものを後期流産といい、子宮頸管無力症や絨毛膜羊膜炎など母体側に原因のあることが多いとされています。
これらのことから、早期流産を過ぎた妊娠12週以降に、正常な妊娠経過を確認した場合、正しく体を動かす行為が流産につながる可能性は、少なくなっているはずです。
安定期以降の軽い運動はおすすめです
一般的に運動が原因で流産することは上記のとおりほとんどないはずです。
逆に太りすぎ予防やストレス発散のためにも適度な運動は続けてかまいません。
でも、妊娠前にまったく運動していなかった人がいきなり新たにスポーツを始める必要はありません。
だれもができて効果があるのは、歩くこと。
歩くのは全身運動ですから、全身に酸素が行き渡って血行がよくなりますし、出産に必要な筋肉を鍛えることもできます。