女性特有のタイプ別体質改善 血が滞った「瘀血(おけつ)」編

血が滞った「瘀血(おけつ)」タイプ

そもそも瘀血は漢方で使われる言葉で、血の流れがよくないという意味です。
血の流れは、皆さんが思っている以上に広範囲で使われています。

症状

生理痛が重く、周期が遅れる
生理の経血量が多く、粘りがある。レバー状の塊が目立つ
肌のくすみ、ソバカス、シミが気になっている
日焼けの跡や傷跡などがなかなか消えない
青あざができやすい
慢性的に頭痛、肩こりがある

ポイント

適度な運動と食事で血行をよくし、冷たいもののとりすぎに注意すること。
特に、カフェなどで夏に冷たいものを摂り過ぎてる女性が増えています。

生活習慣・運動
血行をよくするための適度な運動を心がけましょう。
生理痛が強く、下半身の冷えが気になる人は、骨盤の血行をよくするウォーキングがおすすめ。
通勤でひと駅分歩いたり、休憩時間に軽い散歩などを。
顔色が悪く頭痛や肩こりが気になる人は、上半身の血行をよくする手の上げ下げ運動がいいでしょう。
手のひらを下に向け、腕を伸ばして上に上げ、下に下げるを10回以上繰り返します。

ツボマッサージ「血海」を指で押す
ひざがしらの内側の縁から、指2本分上がったところにあるツボ。
血の流れをよくする働きがあります。

食べ物
ショウガ、ニンニク、ニンニクの茎、ラッキョウなど、血のめぐりをよくする食べ物を積極的に取り入れるようにしましょう。
ローズティーやシナモンティー、紅花や紅茶もおすすめ。
トマトやセロリ、パセリにも血をめぐらせる働きがあります。
ただし冷たいままではなくスープや炒めものなど、できるだけ温かくして食べるようにします。
セロリはさっと火を通してからサラダにするほうがおいしく量もたくさん食べられます。

してはいけないこと
瘀血の三大原因は冷え、ストレス、過労です。
とくに冷たいもののとりすぎは、血行を悪くするので要注意。
冬や冷房で冷えた日の生野菜は控え、必ず温野菜にしてとりましょう。
また長い間座りっぱなしでいると、骨盤の血液循環が悪くなり、生理痛もひどくなります。
1〜2時間に一度は立って、動いたり、かるく歩いたりすることが大切です。

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