そもそも虚弱体質って?
虚弱体質の意味って知っているようで、わかっていないと思いませんか?
辞書には
身体が不健康で病気になりやすいさまを意味する語。
体が虚弱な様子。
と書かれています。
実は虚弱体質って病名らしく、ドリンク剤の効能欄に書かれています。
私でも虚弱体質の基準が理解できていません。
症状として
・体力がなく疲れやすい
・神経質で胃腸が弱い
・冷え性
・代謝が悪い
・食が細い
・風邪を引いたら治りにくい
・血の気が無く、顔色が悪い
・乳児期によく夜泣きをした
・子供の頃、よく乗り物酔いをした
・いくら食べても太らない
・下痢をしやすい(よく薬を飲む)
・便秘をしやすい(よく薬を飲む)
・血圧が低い
・月経異常がある
・アレルギー体質
イメージとして
・ついクヨクヨと考えてしまう
・ささいなことが気になる
・周囲の目や周りからの評価が気になる
・気持ちの切り替えができない
・人に依存しがち(いつも頼ってしまう)
・権威に弱い
ここで、自分が虚弱体質だと感じた場合、栄養ドリンクで大丈夫ではないですよね。
漢方では、虚弱体質といわれる症状に幅広く対応できるんです。
虚弱体質者は人参類を中心に
虚弱体質の人や病後の体力回復をめざす人は、どのような滋養のある食べ物や薬を選べばよいのか?よく見られる三つのタイプを紹介しましょう。
顔色が白い、倦怠無力、唇の赤味が薄い、爪の色が白い、動悸、めまいなどの症状が特徴の「気血両虚型」(気と血が不足したパワー不足タイプ)では、人参、田七人参、枸杞の実、蒸し鶏肉などが効果的です。
めまい、手足がほてる、のどが渇く、寝汗をかく、不眠などの症状が見られる「陰虚型」(水分が不足したオーバーヒート型)の人は、西洋人参、白きくらげ、鴨の煮込みなどの滋養性薬物や食品を選びます。
手足が冷える、悪寒がする、インポテンツ、下半身がだるい、無力感、下痢、尿の量が多く無色透明、夜間頻尿、顔面蒼白などの症状が特徴の「陽虚型」(体を温める力が低下した冷え性タイプ)では、冬虫夏草、桂皮、鹿茸、杜仲、蟻、シベリア人参などが効果を上げます。
自分に合った商品を選ぶ
虚弱体質で漢方を使用する場合、価格より自分の会うのかどうか、ということが大切です。
体が弱っている虚弱体質ですので、速効性のある漢方では症状が改善しにくいことがあります。
脆くなっている部分に負荷をかける感じですね。
高価な生薬が疲労やストレスに対応しやすいとは思います。
リーズナブルな商品が合わないということではありません。
虚弱体質でも、体質なんです。