A:下半身太りの気虚太りタイプ
下半身太りは胃腸の機能を整えるために食事を改善が効果的
もともと胃腸が弱く、食べたものをうまく利用できないために、老廃物や余分な水分が体内に蓄積されて、太ったり、むくみやすくなるのが「気虚太り」の典型的な特徴です。
下腹部やおしりなどについた皮下脂肪や、単に食事の量を減らすだけではなかなか解消できません。まずは、生活習慣の見直しやお茶の効能などで胃腸の機能を充分に高めて、食べたものを利用しやすい体にすることが先決です。
また、胃腸が丈夫になると、水分代謝もよくなってむくみにくくなるほか、体のエネルギー源である「気」が充分に生産されるため、疲れやすさやだるさが改善。体づくりのために不可欠な運動もより長く続けられるようになります。
しっかりと眠ること
胃腸の負担を減らすためには、まずは規則正しい食生活が大切。
そして、冷たいもの、生もの、脂っこいもの、甘いものはできるだけ控えて、温かく消化のよい食べ物を中心にした食生活を心がけましょう。
また、過労や睡眠不足、夜更かしは、「気」をますます消耗して、疲れやすく、太りやすい体をつくることになるので、充分な注意が必要です。
運動は毎日続けられることが大切「お風呂気功」
気虚太りを解消するのにおすすめなのが、入浴タイムに実行できる「お風呂気功」。
毎日続けることで、腹筋が無理なく鍛えられ、自然に下腹部が引き締まります。「気」が不足していると、根気もなくなるため、無理な目標を立てるのは失敗のもと。
まずは、エスカレーターやエレベーター、タクシーには乗らずになるべく歩くなど、毎日の生活の中で実行できることから始めましょう。
このほか、ヨガや気功のようなゆっくりとした動きのエクササイズもおすすめです。
※お風呂気功
胸下くらいまで湯につかり、あぐらをかく。
手をおなかに当てて、ゆっくりと大きく息を吸いながらおなかをふくらませる。
次に大きく息を吐きながらおなかをしっかりとへこませる。
飲み物を自分で用意する
1、はと麦茶・・味はおだやかですが、漢方薬として用いられるほど薬効の高いお茶。胃腸にやさしく、水分代謝を高める作用にすぐれています。むくみがある人、尿が出にくい人には特におすすめ。
2、ほうじ茶・・茶葉には体を冷やす作用がありますが、ほうじ茶はじっくりと火を通しているのでその心配がなく、胃腸にもおだやか。毎日飲むお茶としておすすめです。いった玄米が入った玄米茶もいいでしょう。
3、人参茶・・生薬の人参には、胃腸の機能を高めながら、「気」を補う作用があります。気虚太りのダイエット補助にぴったりのお茶です。顆粒状に加工されたものが飲みやすく、手にいれやすいでしょう。