漢方は若返りのためにある

漢方の始まりは不老不死

漢方のスタートは、不老不死というのは有名な話。
偉い人が権力やお金を使って頭脳明晰な人を集め、考えさせて進化してきたんです。
どんな分野でも、これほど長い期間、人で試してきたのは漢方だけではないでしょうか。

疲れ

「もう若くないから、疲れやすいのは当たり前。」そんなふうにあきらめないでください。
人の体には、「気」の貯蓄分ともいえる「精」というエネルギーが蓄えられています。
この「精」は加齢とともに少なくなっていきますが、30〜40代なら、食事やお茶、漢方薬などで「精」の減少をコントロールして、疲れやすさを解消してください。
年齢とともに多くなるさまざまな体のトラブルこそ漢方の知恵で対処できるんです。

婦人科

女性であれば必ず訪れる更年期と閉経。
まだまだ先と思っていても、35歳を過ぎから、少しずつ女性ホルモンの分泌は減りはじめています。
漢方ではホルモン分泌と密接な関係がある「血」や、体のエネルギー源である「気」の不足が原因。
原因がわかっているのですから「気」や「血」を消耗しない生活を送ることで、更年期の症状を小さく、そして閉経が早まらないようにできるんです。

肌・髪

表面的な問題をとらえがちな肌や髪の老化も、体の中で起こっている「気」や「血」、そしてうるおい不足が原因。
女性が気になる髪は「血の余りもの」といわれています。
つまり「血」が不足すれば当然細くなったり、少なくなったりするんです。
「気」や「血」、うるおいの不足を補うことができれば、たるみやしわの少ない肌、つややかな髪を保てますよね。
漢方は体の内側から見た目の若々しさを保つために使われてきました。

体形

若さと体形、ナニが問題なのでしょう。
年齢を重ねると「中年太り」と言われたり、逆に貧弱に見えるほとやせてしまいます。
個人差はありますが、原因はどちらも加齢ですよね。
年齢とともに基礎代謝が低下しますし、筋肉も衰えるます。
つまり、加齢によって体形の変化が起こりやすくなるんです。
漢方では、衰えた胃腸の働きを改善することで、自然に代謝も改善され、余分な脂肪もつきにくくなります。
さらに内臓や筋肉が必要とする「気」や「血」も増加されるんです。

昔よりも頑固になったり、心配性になったり、以前より思い込みが激しくなったりしていますよね。
なっていない、と思われている方は、気づいていないだけです。
漢方は心の栄養剤。
加齢によって、心にも栄養を与えている「血(けつ)」(血液の働き)が不足しているため、「心のくせ」が表面化しやすいんです。
また、ストレスや食生活が原因で「気」(体のエネルギー源)や血のめぐりが悪くなると、精神的なトラブルも増えます。
心の老化を防ぐために「気」と「血」の健康を保つ漢方の考え方。
まずは心と体の老化のスピードをゆっくりにしましょう。

女性は「7の倍数」のリズムを持っている

このブログでは、何度も出てくる女性と7の関係。
漢方では「女性の体は7の倍数で変化する」と考えられているからです。
これは、そもそも中国の古い医学書にある言葉。
「14歳で月経が始まり、21歳で身長が伸びきる。28歳に身体機能や性機能のピークを迎えるが、35歳になるとしだいに肌や髪が衰えだし、42歳では白髪が目立ちはじめる。そして49歳で月経が停止する」
と記載されているんです。
「じゃあ、何をやっても無駄なの?」
そんなことありません。
永遠の若さや命は無理でも、漢方の考え方で老化の速さを、ゆるやかにすることはできるんです。

老化の速度をゆるやかにするために

30代くらいから感じませんか。
同じ年齢なのに、とても若々しく見える人、逆に年齢より老け込んで見える人。
また、考え方や生活スタイルの違いや精神年齢の違い。
この差は、体の中で起こっています。
一生のうちで最も元気な28歳前後の体には、人が活動するためのエネルギーである「気」や、体の各所に栄養を与える「血」、気や血の貯金ともいえる「精」、肌をつややかに保つうるおいが備わっています。
これらは、加齢とともに「気」や「血」、老化にかかわる「精」やうるおいはだんだんと不足していきます。
つまり「不足分」を補うことができれば、心と体の老化の速度を確実に遅くすることができるはず。
漢方は不足を補うという考え方をします。
食事や運動、生活習慣が大事なのは、自分の若さを保つため。
同じ世代でも10歳差をつけたいですよね。
漢方という若返りをうまく使ってください。

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