夏を遊ぶには食べて水分補給する

汗かく夏は水分生む食べ物を

6月なのに既に暑い青森。
暑い夏はとにかく汗をかきますよね。
汗をかくとサッパリしますが、実は疲労倦怠感、息切れ、動悸など、さまざまな身体の不調を引き起こすのも汗だったりします。
中国漢方では汗を、からだ全体をみずみずしく保つ津液(水) の仲間と考えられています。
血と津液をあわせて陰液と呼び、二つの間には密接な関係があります。
汗をかくと、身体全体の水分が減少し、同時に気(エネルギー)も消耗するんです。
これは血液の濃度や心臓の働きにも影響を及ぼし、心臓への負担を大きくします。

汗のかき過ぎからくる動悸、息切れなどは、心臓からの注意信号。
このことからも、夏の食養生のポイントは、体に水分を生む食べ物を上手にとることなんです。
中国では夏、梅を好んで食べます。
梅の薬効として、

1)酸っぱいものは唾液の分泌をうながし、体液を生み出す作用。

2)収斂作用は汗腺を引き締めて、汗のかき過ぎを抑える。

3)梅のもつ抗菌・抗アレルギー作用は、食あたりの予防。

薬用としては、梅の未熟果実を黒焼き(蒸し焼き)にした「烏梅」がよく使われます。
中国では、烏梅と山楂子に氷砂糖を加えたドリンク 「酸梅湯」が売られています。

漢方薬

漢方薬としては、元気をつける人参、収斂・止汗作用のある五味子、体液を補う麦門冬などの生薬からなる「麦味参顆粒」があります。
猛暑対策に試してみてはどうでしょう。

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