胆を温めて不安定な精神状態改善
世界中が不安。
そして、目にする全てが不安。
避けることができないから、自分で自分を守るコトが大切。
キモを冷やす
恐怖映画って好きですか?
私は苦手です。
というより、嫌いです😅
特にお化け屋敷は、絶対にいきません。
なんのためにあるのか、理解できないんです。
なんで、お金を払ってまで、怖い思いをしないといけないのか?
それこそメッチャ暑い夏を胆を冷やすような恐怖体験によって、一瞬、暑さを忘れたいという願望なのかも。
中国にはこういう習慣はないそうです。
ニュースを見ない
ニュースやワイドショウーでは「不安」「恐怖」だけを放送しているように感じるのは私だけでしょうか。
恐怖映画やお化け屋敷と同じで、わざわざ「不安」になるので、見ないようにしています。
見なければ、不安になることは、ほぼありません。
そして、個人的には困ることもないかな〜
意外と多い「キモ」表現
「胆を冷やす」だけでなく、「肥だめし」「胆をつぶす」「胆っ玉が小さい」などなど、胆を使った言い回しが多くあるのが日本語だったりします。
もしかしたら、これらの「キモ」表現は漢方からきているのかもしれません。
中国漢方でいう胆は、現代医学でいう胆嚢の働きだけでなく、「決断を主る」といわれています。
つまり人の精神活動と関係の深い臓腑なんです。
中国漢方では、脅える、ビクビクする、不安感、さらには決断に迷うといった精神症状を「胆寒」といいます。
昔の人は、このような症状を直感的に胆の冷えと考えたようです。
ただし、この場合の「寒」というのは、単に冷たいという意味ではありません。
胆の異常によって引き起こされる不安感や恐怖感、驚きなどの精神状態を表すものなんです。
精神状態を安定させるための漢方薬
怖い環境からくる不安定な精神症状を改善する漢方薬があります。
温胆湯。
漢字で表現されているとおり胆を温め(強め)て、胆力をつける漢方薬。
古くから不安神経症や不眠症の薬として使われてきました。
処方内容として、熱がこもってイライラ感や不眠の症状では神経の高ぶりを抑制する黄連や、精神安定作用のある酸棗仁を配合した温胆湯がオススメなんです。
酸棗仁に含まれている棗は血にも効果的😀
世界が不安を散布中
誰もが不安を感じています。
まるで、芝生に水をまくように、不安をまいているように感じます。
何処へも逃げ場がない状態。
そんな時に、今回の記事を思い出してみてください。