漢方は体のメンテナンス
道具や物は、メンテナンスしないとどうなるでしょう?
例えば、車。
ナニもメンテナンスをしないで、乗り続けるとしたら、確実に故障します。
そして、事故にも繋がります。
人の体も同じなんです。
使い続けていたら、どこか壊れたり故障したり。
車であれば修理したり新しい部品に交換したり。
人の体の場合、部品の交換ができないということ。
どんなに調子が悪くなっても、交換はできないんです。
調子の悪いまま、ごまかし、使い続けるしかないんです。
健康診断は病気を見つけるためにあります。
つまり、見つかった時は病気なんです。
理想は、病気になる前に、しっかりとメンテナンスすること。
漢方の基本は予防。
未病に対処するのが漢方なんです。
やりたいことがある。
夢がある。
病気になるだけで、諦めなければいけないことに。
突然死の予防は脳血栓チェックから
脳動脈をつまらせる脳血栓の発病は、脳出血に比べて比較的ゆっくりと進行します。
一般的に「中風の前兆」を伴うことが多く、次のような中風の診断基準が参考になります。
1、年齢40歳以上で、高血圧や動脈硬化、高脂血症、心臓疾患、糖尿病などの既往症の有無。
2、「軽い中風」の発作としては、突然のめまい、頭痛、失語あるいは肢体のマヒ、運動が鈍くなる、などの症状。
3、下記のいずれかの脳血管症状にかかっている。
・めまい、半身あるいは局部のマヒなどの感覚障害
・筋肉の震え、けいれん、肢体の自由がきかない、歩行困難
・言語障害、発音がはっきりしない、唇がゆがく、よだれを垂らす
これらの1〜3項目の中に1つでも異常があれば、脳卒中の前兆として専門家の指導を仰ぐようにしましょう。
なお、ヘマトリック値(一定の血液容積中に占める赤血球の割合)が40%を超える、赤血球や血小板の凝集性が高い、といった血液の健康状態にも注意が必要です。