その手に抱くまで多発性子宮筋腫と漢方の場合

多発性子宮筋腫と漢方
子宮筋腫の悪化を防ぎながら

漢方での不妊治療は、月経のリズムに合わせて、漢方薬をのみ分ける不妊の対処法で、体外受精の成功率を高める可能性があります。
そのため、摘出手術で卵管癒着し、卵管が完全に閉塞していて、妊娠するためには体外受精がどうしても必要というケースの場合にも漢方を試してみてはどうでしょう。

漢方での不妊治療を行う際に最も大切なことは、その人の体の状態をきちんと見極め、ぴったり合う薬を選ぶことです。
また、何らかの病気を患っていたり、体力が著しく低下している場合には、漢方薬で体調を整えてから周期療法に入るのが原則です。

難治性の子宮筋腫がある場合、また数度にわたる手術や長年の不妊治療が体に与える影響も大きく、体力も衰え、血のめぐりもかなり悪い状態になっていることが多いんです。

そこで初めの数カ月は体調を整える漢方薬を使うようにします。
その後、子宮筋腫を改善するために「活血(血のめぐりをよくすること)」という方法を続けながら、体に合わせてアレンジした漢方的妊活をします。

これらの漢方的妊活では子宮筋腫が悪化するスピードがゆるやかになりやすく、卵子や内膜の厚さなどの状態も改善しやすくなります。

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