運動だけでヤセるのは不可能かもしれない

運動だけでヤセるのは辛すぎる

食べながら、運動でヤセるというのは、ヤセるための運動という努力をしながら、太るという「食べる」を同時にしていることに。
つまり、ヤセるという自分の我慢が、食べることで、さらに頑張らないと結果が出ないことに。
結果が出ないと、継続ってスゴく難しいんです。
また、ダイエットが運動で上手くいったとしても、その後、我慢、辛い運動を止めることはできません。
止めたら、また、太るから。
運動だけで、ヤセるのは、長い目で見たとき「修行」の状態になってしまいます。

継続できることが、ダイエットでは、1番、大切なことなんです。

決めては食養生+運動

中医学では、肥満の原因を「脾腎気虚(エネルギー不足)」、気化(新陳代謝)障害による「痰湿」(体内に水分がたまりすぎる)と「瘀血」(血液のとどこおり)によるものととらえています。
したがってダイエットの原則は、脾と腎の働きの強化、つまり体調を整えて、たまりすぎた脂肪の分解、代謝を促進させるということです。
このための中成薬の原料としては、人参、黄耆、白朮、淫羊蕾、何首烏、黄精などがあります。
また、化痰降脂(水分の排泄と脂肪の分解)のためには、陳皮、沢瀉、大黄、決明子、荷葉など、瘀血を改善する活血化瘀薬(血液をきれいにして流れをよくする)としては丹参、蒲黄などがよく用いられます。

中国のある地方に「三痩茶」と呼ばれるものがあるそうです。
1つは、牛が食べたら痩せたといい伝えられている植物です。
2つめは、羊が食べたら痩せたといわれる別の植物です。調べてみると、この草の中には多量のアドレナリンが含まれていて、脂肪の燃焼を早めることがわかりました。
もう1つ、荷葉(蓮の葉)の中には豊富なミネラルが含まれていて、これは代謝を促進します。
これら3つを混ぜてお茶がわりに飲めば、一定の減量効果があるのでは・・と考えたわけです。
ただし、これには個人差があり、体調も関係してくるので、絶対とはいえません。
薬の力だけで減量の目的を達成することは難しのです。
やはり食事のコントロールと、毎日の運動が大切です。長期的な運動は、中性脂肪と悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを高めます。
また、体の抗酸化作用を高めたり、細胞などの悪さをする活性酸素を抑えるスーパーオキサイド・ディスムターゼ(SOD)の働きを強める効用もあります。
減量するには、適度な食事コントロールと運動の組み合わせが最も効果的だといえるのです。

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