小学生と中学生がいるご家庭だと、インフルが出た瞬間に家の中が一気にバタつきます。仕事もあるし、家事も止められません。だからこそ大事なのは「完璧な消毒」ではなく、家族みんなが同じルールで動ける形を、最初に作ることです。これができると、家庭内でうつる確率が下がり、ママの負担も減ります。この
まず最初にやること(ここで8割決まります)
インフルっぽい発熱や強いだるさが出たら、最初の30分はこの3つだけで十分です。
- 病人ゾーンを決める
- 共有を止める
- 手洗いのタイミングを決める
病人ゾーンは、別室がいちばん楽です。ただ、現実的に難しい日もあります。その場合はリビングの一角でもOKです。「この席が病人席」と固定してください。移動が多いほど、家のあちこちに広がりやすくなります。
病人席には“病人セット”をまとめて置きます。
- ティッシュ
- ゴミ袋(口を縛れるもの)
- 水分(ペットボトルでもOK)
- 体温計
- マスク(使える人だけで大丈夫)
これで、病人が家の中をうろうろする回数が減ります。家族が「何をどこに取りに行くか」も減ります。地味ですが、効きます。
家で一番うつりやすいのは「共有」です
家庭内感染を止める一番簡単な方法は、共有を減らすことです。換気や消毒も大事ですが、忙しい家ほど「触るものを分ける」ほうが続きます。
優先順位はこの順です。
1)タオル(最優先)
洗面所の布タオルは、いったん外してください。代わりに次のどちらかにします。
- 各自のタオルを決める
- ペーパー(ペーパータオルやキッチンペーパー)にする
タオル共有がなくなるだけで、家の中の「うつる導線」がだいぶ減ります。
2)コップ
病人は“病人専用”を固定します。紙コップでも十分です。
3)食器(箸・スプーン)
できれば分けます。難しければ「使ったらすぐ洗う」を徹底します。
4)スマホ・リモコン
スマホは意外と危険です。病人のスマホを子どもが触ると、一気に広がりやすいです。リモコンは「触る人を決める」だけでも効果があります。気になる方はラップで覆うのも手です。
別室が無理でも守れます(寝室が一緒でもOK)
「部屋が足りない」「子どもが小さくて別にできない」など、分けられない状況は普通にあります。その場合は、同じ部屋でも工夫で守れます。
- 寝る位置はできるだけ離す
- 顔の向きは同じ方向にする(向かい合わない)
- 病人の枕元にティッシュとゴミ袋を置いて、動かないですむようにする
- 看病のときだけマスクを使う(つらいなら無理しない)
- 触ったら手洗い、これだけは徹底する
「同室=終わり」ではありません。できる範囲で“接触を減らす”だけでも意味があります。
換気は「短時間を回数で」やると続きます
冬場は窓を開けるのがつらいので、長時間やろうとすると続きません。やり方はシンプルで、短時間を回数でやります。
おすすめのタイミングはこの4回です。
- 朝起きたら
- 帰宅後
- 食事のあと
- 寝る前
各回は短くてOKです。「少し開ける」を何回か繰り返すほうが、現実的に続きます。
手洗いは「回数」より「タイミング」で勝てます
忙しい家庭は、手洗いを増やそうとすると破綻します。増やすのではなく、外せないタイミングを決めてください。
- 看病の前と後
- トイレの後
- 食事の前
- ゴミ袋(ティッシュ袋)を触った後
この4つだけ守れれば十分戦えます。子どもにも「この時だけは絶対」と伝えると、家庭ルールとして回ります。

「水分、何を飲ませる?」は、まず頻度で考えます
インフルの看病で一番悩むのが水分です。飲み物の種類を悩むより、少しずつこまめにが大事です。
家にあるものでOKです。
- 水、白湯、麦茶
- 食べられない時はスープや味噌汁
目安は、起きている間に30〜60分おきに数口です。一気飲みはしんどくなりやすいので、ちょこちょこでいきます。枕元に置くだけでも変わります。
回復期の食事は「戻す順番」だけ覚えればOK
体に良いものを詰め込むより、胃腸にやさしく戻すほうが回復が早いです。
- しんどい時:おかゆ、うどん、スープ、ゼリー
- 熱が下がってきたら:卵、豆腐、白身魚、鶏むね
- ほぼ回復:普通の食事へ
揚げ物や脂っこいものは、元気が戻ってからで大丈夫です。
「いつまで隔離?」で迷ったら、この考え方が安心です
インフルは、熱が下がったからといって、すぐに“もううつらない”とは言い切れません。家庭内は距離が近いので、熱がある間は隔離強め、熱が下がっても共有ストップや手洗いのルールは1〜2日続けるくらいが安心です。
子どもの登校・登園の判断は、学校や園のルールが一番確実です。「いつからOK?」は提出物や基準があるので、迷ったら学校へ確認してください。
仕事がある家の「現実的な回し方」(ママが倒れないのが最優先)
ここが一番大事です。働くママの家は、看病を頑張りすぎるとママが倒れます。そうなると家が一気に詰みます。
おすすめは、役割を“ざっくり”決めることです。
- ママ:病人の世話は必要最低限。共有カットと水分だけは守る
- パパ(公務員で忙しい前提):買い出し・ゴミ出し・洗濯のどれか1つだけ担当
- 小学生・中学生:自分のタオル管理、帰宅後の手洗い、コップを間違えない
全員が少しずつやると、回ります。ママだけが背負わない形が、いちばん強いです。
これだけ貼ればOK(家で広げない最短リスト)
冷蔵庫に貼るなら、これで十分です。
- 病人ゾーンを作る(別室が無理でも席固定)
- タオル共有をやめる
- コップとスマホは病人専用
- 換気は短時間×回数(朝・帰宅後・食後・寝る前)
- 手洗いはタイミング固定(看病前後/トイレ後/食事前/ゴミの後)
- 水分は少しずつこまめに
- ママが倒れないように省エネ運用