Q:初めての体外受精に先日チャレンジしました。
精子の状態も良好で、採卵は左右合わせて13個とれ、そのうち12個受精したそうです。
しかし受精卵がなかなか育たず1つも胚凍結まで至りませんでした。
このようなことはよくあるのでしょうか?
医師によると原因も分からないとのことで、正直培養士さんや医師に不信感を抱いてしまい、今後どうしていくか悩んでいます。
A:体外受精における受精卵の発育不良は、非常によくあることです。受精卵の発育不良率は20%~70%程度で、個人差がありますが、全体的に高い確率で発生しています。
受精卵の発育不良の原因は、多岐にわたります。例えば、受精卵の質、卵巣刺激による卵子の質、着床障害、染色体異常、培養液や培養器具の問題などが考えられます。しかしながら、原因が分からない場合も多く、そのような場合は、次回の治療に向けて、医師や培養士と相談し、治療方法を見直すことが重要です。
培養士さんや医師に不信感を抱いてしまった理由は分かりますが、治療は専門家のチームワークによって成り立っています。不信感を解消するためにも、医師や培養士とコミュニケーションをとり、納得できるまで話し合うことが大切です。
今後の治療については、次回の治療に向けて、治療方法を見直すことが考えられます。また、受精卵の発育不良が続く場合は、卵子や精子の検査、着床障害の検査などを行い、原因を特定し、適切な治療を行うことが重要です。治療には時間がかかることがありますが、諦めずに継続して取り組むことが大切です。
Q:現在予定日の6日前ですが、毎日2時間散歩しても全然子宮口が開きません。
初産だからでしょうか?
あと1週間で開くと思えず、予定日より3日過ぎると誘発分娩になります。
子宮口が広がるためにはどうすればいいですか?
A:ご質問ありがとうございます。初産の場合、通常は予定日よりも少し遅れてから出産が始まることが多いです。子宮口が開くスピードは、個人差がありますが、通常は出産前の数週間で徐々に開いていきます。
毎日2時間の散歩は、出産を促すためには有効な方法の一つですが、子宮口が開くスピードを保証するものではありません。子宮口が開くためには、赤ちゃんの出産準備が整う必要があります。そのためには、赤ちゃんの頭が子宮口にかかるような位置に移動する必要があります。
もし子宮口がまったく開かない場合は、医師の判断で誘発分娩が必要になることもあります。ただし、子宮口が開く前に無理に分娩を行うと、母体や赤ちゃんに負担がかかることがあります。そのため、子宮口が開くのを待つことが必要です。
子宮口が開くためには、自然な方法としては、軽い運動やストレッチ、腰周りのマッサージなどが有効です。また、性行為も子宮口を開かせる効果があるとされています。ただし、医師と相談した上で行うようにしてください。
最後に、出産は自然なプロセスであり、それぞれのペースで進むものです。焦らず、赤ちゃんとのコミュニケーションを大切にして、安全な出産を迎えることが大切です。
Q:4週目で胎嚢を確認する事ができました。
①この時期の電車による長距離移動は大丈夫でしょうか?
②自転車に乗るのは大丈夫でしょうか?
どちらも仕事柄乗る予定があるのですが、初期の為職場には報告していません。避けた方が良いのであれば、職場に相談しようと思います。
ご教授いただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
A:ご質問ありがとうございます。
① 電車による長距離移動については、一般的には問題ありません。ただし、長時間座りっぱなしになると、血流が悪くなり、足がむくんだりすることがあります。そのため、できるだけ定期的に立ち上がったり、歩いたりすることが大切です。また、車両が揺れたり、急ブレーキをかけたりすると、転倒やけがの危険性があるため、安全に注意して移動するようにしてください。
② 自転車に乗ることについては、妊娠初期には可能な限り避けることが望ましいです。自転車に乗る際は、転倒やけがを防ぐために、安全に配慮した上で行うようにしてください。また、自転車に乗ることが仕事上必要な場合は、職場に相談し、できるだけ安全に行うように配慮してもらうようお願いすると良いでしょう。
いずれの場合も、自分や赤ちゃんの安全を最優先に考え、無理のないように行動することが大切です。職場に相談することも、大切な選択肢の一つです。安心して働けるように、周囲のサポートを活用してください。
Q:質問ですが、不妊治療中のホットヨガは行ってもいいものでしょうか?
代謝を上げるので妊活にも効果があると聞きました。逆に子宮を温めすぎると卵が育ちにくいととも聞きました。
先生のご意見が聞きたいです。
A:ご質問ありがとうございます。
不妊治療中にホットヨガを行ってもよいかどうかについては、個人差がありますが、一般的には控えた方が良いとされています。
ホットヨガは、汗をかくことで代謝を上げ、身体を温めることが目的の一つですが、高温多湿な環境下での運動により、身体が熱を持ち過ぎ、生殖器の血流が悪くなる可能性があります。このような状態が続くと、卵巣の機能が低下し、卵子の発育や排卵に影響を与えることがあるとされています。
ただし、温度や湿度の管理がしっかりしている、通常のヨガであれば、問題ない場合もあります。また、個人差があり、身体に負担を感じない人もいるため、自分に合った方法で行うようにすることが大切です。
不妊治療中に運動をすることは、健康的な生活を送るためには大切なことですが、無理な運動は身体に負担をかけることがあります。不安な場合は、医師に相談することをおすすめします。医師は、不妊治療に適した運動方法や、身体に負担をかけないようにする方法をアドバイスしてくれます。
Q:2人目を現在妊娠中です。
1人目を3年不妊治療の末、体外受精で何とか授かりました。子宮口が開かず帝王切開で出産したため、2人目も8月に予定帝王切開なのですが、今回の検診で逆子になっていると言われました。
予定帝王切開の為、逆子のままでも大丈夫だからと言われたのですが、本当にこのままで大丈夫なのか、逆子体操などしなくてもいいのか不安になりLINEさせていただきました。
ぜひご教授いただけたらと思います。
よろしくお願いします。
A:ご質問ありがとうございます。
逆子のままでの帝王切開出産は、一般的には可能ですが、帝王切開を行う医師や施設によっては、逆子のまま出産を受け入れない場合もあります。そのため、必ずしも逆子のままでの出産ができるとは限りません。
逆子体操については、一般的には逆子を改善するために行われるものですが、逆子の状態によっては効果がない場合もあります。また、逆子体操を行うことで逆子が改善されたとしても、帝王切開出産が必要な場合は、逆子の改善が出産に直結しないこともあります。
そのため、逆子体操を行わなくても、帝王切開出産が可能な場合は、逆子のまま出産しても問題ありません。ただし、医師の指示に従って、定期的に検診を受け、出産に備えることが重要です。
逆子のままの出産に不安がある場合は、医師に相談し、出産方法について詳しく説明してもらうことをおすすめします。医師が状況に応じたアドバイスをしてくれるため、安心して出産に臨むことができます。