前兆を見逃すな:「がん」と「癌」は意味が違う

「がん」と「癌」は意味が違う

「がん」は「悪性腫瘍」全体を指し、「癌」はその一部の上皮性腫瘍だけを指す言葉なんです。
では「悪性腫瘍」とは?
体のシステムやルールに従わずに勝手に増殖して周りの組織や他の臓器に浸潤・転移をしていくもののことです。
浸潤・転移を繰り返すことによって臓器の機能が失われていきます。
同時に栄養をとられてしまいうため、体が生きていけなくなるため、悪性といわれます。

前兆を見逃すな

ガンに対する自己防衛策としては、各人が次のような「ガン前病変(ガンになる前の病気の状態)」に注意を払うことが大切です。

1)一般に唇、舌の先、外陰部などが厚く、堅くなった状態は、ガンの前兆の恐れがある。
2)黒いホクロが突然大きくなったり、ホクロの上にある毛髪が脱落、あるいは菜の花状態になっている。
3)頑固で治りにくい潰瘍。
4)乳腺のしこりが大きくなったり、乳頭からの出血あるいは黄色い分泌液がみらえる。
5)炎症が長く続いて萎縮した慢性萎縮性胃炎。特に胃粘膜が腸上皮化したり、あるいは胃粘膜に以上な増殖変化が起きるとガン前病変として、注意が必要。
6)消化器系(胃腸)のポリープ。
7)C型肝炎、肝硬変。

以上のような症状のなかで、1つでも心あたりがあれば、医師に相談して精密検査を受けるようにしましょう。

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