漢方の専門家が怖いと思う病気

ある朝、2度と目覚めなかったら

2019年の死因

1位 悪性新生物
2位 心疾患
3位 老衰
4位 脳血管疾患
5位 肺炎

私も含めて、ほとんどの方が、これらの病気で亡くなります。
個人的には、心疾患や脳血管疾患が怖いです。
それは、多くがある日、突然、だったり、何らかの障害が体に残ったり、する可能性が高いからです。
ある朝、目覚めなかったら、どうします?

老衰の意味が変化している

厚生労働省が発行する『死亡診断書記入マニュアル』より
老衰」は「高齢者で,他に記載すべき死亡の原因がない,いわゆる自然死」と定義されています。

老衰」が増加した背景には,社会全体の高齢化とともに,治療をおこなうよりも自然な死を受け入れるという考え方の変化もあるのではないかと推測されていいるそうです。

本当に怖い脳血管の“破れ”と“つまり”の予防法

脳出血は冬と春に多発

脳の血管が切れて半身マヒや意識障害をなどの原因の多くが「脳出血」。
主な原因は、高血圧と動脈硬化と言われています。
高血圧が注意されるのは動脈硬化には密接な関係があるからです。
高血圧症の場合、血流抵抗が高いため、動脈の内膜に傷をつくりやすくなるんです。
特に最大血圧が170/最小血圧が100mmHgを超えると動脈に損傷が起こりやすいといわれています。
傷ついた部分には血中脂肪が沈着して粥状硬化となります。
大脳の動脈は脳の表面を走り、枝分かれしながら脳の内部へと繋がっています。
この枝分かれの部分は血流抵抗が大きくなります。
ということは、動脈硬化になりやすい場所なんです。
動脈硬化が進んだ微小動脈は、硬化が進むと血管壁に壊死が起こり、小さな動脈瘤を作ります。
できた動脈瘤の破裂が脳出血であり、特に線状体と視床に多く発生するといわれています。

脳出血のきっかけは、血圧が突然上がった時や排便時などによく起こるといわれています。
それ以外にも、感情の変化である怒りや喜びなや、突然の寒暖の気候変化もその引き金となっているんです。
つまり冬と春は、注意の季節。
体調の変化には十分、気をつけたいですよね。

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