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男性不妊にも漢方は効くの?
男性不妊って、わからないことだらけですよね。
ナゼなら、男性不妊の専門医が少ないからです。
皆さんが治療を受けている不妊専門病院の多くは婦人科です。
男性不妊は泌尿器科になります。
想像してみてください、お腹が痛いのに、眼科に行きますか?
男性不妊って、本当に難しいんです。
漢方で「腎」の機能を高めて妊娠の可能性を高める
漢方では、不妊の原因が男性側にある場合も、生殖機能をつかさどる「腎」に問題が起こっていると考えます。
男性不妊のほとんどは、精子や精液の量が少ない、運動率が低いといったことが原因ですが、「腎」の働きを高める「補腎」作用のある漢方薬を使うことで、このような問題を改善することができます。
中国では、古くから魚の浮き袋が含まれた「聚精丸」(じゅせいがん)「五子衍宗丸」(ごしえんそうがん)などの漢方薬を男性不妊に用いてきました。
それをベースにした「海精宝」などの健康食品もあります。
また、「腎」のトラブルは、「血」のめぐりが悪い「瘀血」、酒や辛いもののとりすぎや炎症などによる「湿熱」によっても起こるので、その人の体質を見極めながら、それぞれに合った治療を行っていきます。
これらの症状にも漢方が使われています
□精液の中に精子の数が少ない
□精子の元気が不足している(運動率が低い)
不妊治療は男女の区別無く、はじめてみないとわからないことばかり。
やれることが少ない男性の場合、早めにスタートすることが重要です。