初潮や閉経の年齢
最初に知っておいて欲しいこと。
初潮の年齢と閉経の年齢に相関関係はありません。
つまり、初潮が早いからといって閉経が早いということではないんです。
初潮は脳が妊娠のためにそろそろホルモン分泌を始めていいと判断した時にはじまります。
閉経は、単純に卵巣の寿命です。ホルモンが出ていようと出ていまいと、原始卵胞が減っていって、なくなってゆく現象が閉経です。
原始卵胞の数は、生まれた時には既に体の中に存在していて、その数は増えることはありません。
閉経は、この生まれた時に持っている原始卵胞の数によって左右されているということになります。
この問題は自分では解決しにくいことでもあるんです。
年齢より子宮や卵巣が老化しているかも
中医学での妊娠力とは、ホルモンバランスや老化と深くかかわりのある「腎」と深い関係があると考えられています。
だれでも年齢とともに衰えていきます。
その中でも個人差があるのも事実。
現代社会で難しいのは、見た目の若さと子宮や卵巣の若さは、必ずしも比例するわけではないということです。
若いのに生殖能力だけは老化しているということも実際にあります。
中医学では、今の生活習慣で「腎」の老化を進めているのかどうかが重要になってきます。
自分の「若さと老化」を知るためのチェックをしてみてはどうでしょう。
同年代の人達と自分が違っている場合は要注意です。
体の疲れがなかなか取れない、生理の状態が以前と変わってきたなどの兆候あがある人は、生活習慣の改善や漢方薬を使ってみてはどうでしょう。
□出産年齢のリミットが気になってきた
□生理周期が以前と変わってきた
□慢性的な過労や寝不足が続いている
□食生活が不規則、あるいは偏食がち
□経血の量が減ってきた。または、生理周期が短くなった
□基礎体温を測ると、低温期も高温期も乱れている
□経血はさらっとしていて、色が薄い