漢方的妊活は病院治療と併用が効果的
体質や体調によって、漢方での不妊治療に用いる薬も変わってきます。
漢方には、さまざまな不妊の対処法があります。
そのなかで今、最も注目されているのが月経調整法です。
月経調整法は、西洋医学的な妊娠のメカニズムを踏まえたうえで漢方薬を用いるため、西洋医学の治療とも矛盾がなく、併用することによって妊娠率を上げるコトができると言われています。
月経期、卵胞期(低温期)〜排卵期、黄体期(高温期)という3つの周期に合わせて漢方薬をのみ分けるのが基本。
漢方薬の内容は、その人の体質素因や体の状態などを考慮して、きめ細かく選んでいくことになります。
月経調整法は、漢方の不妊療法のなかでは、「追い込み」の方法でもあります。
そのため、「卵巣過剰刺激症候群」になるほど卵巣が酷使されているときや、体がかなり弱っていると考えられるときには、たとえ妊娠しても流産の可能性が高くなることがあります。
そんなときには、月経調整法ではなく、まずは体を健康な状態に戻すための漢方薬を用い、体調が整ったところで月経調整法を開始するのが基本となります。