流産してから次の妊娠までの間隔をあける必要がないというエビデンス

不妊治療の常識が変わり続けている

日本でもトップクラスの不妊専門病院「英ウィメンズクリニック」内にはサプリメントサポートセンターが設置されています。
所長の山口庸仁 先生のカウンセリングで、多いのが流産についてのご相談だそうです。
その中でもとくに多いのが『流産後の妊娠までの間隔』についてです。

エビデンスがあるんです

生殖医療関連の論文をチェックするとイギリスの著名な医学雑誌にエビデンスがありましたので今日はご説明致します。

『流産後の妊娠までの間隔』

British Medical Journal  ←論文原本クリック

初めての流産の後、次の妊娠まで長い間隔をあける必要はないことが、イギリスで実施された試験で明らかになりました。

イギリスのアバディーン大学の研究チームは、1981年から2000年の間にスコットランドの病院で初めての流産を経験した30,937名の女性を対象に、流産後次の妊娠までの期間と妊娠や出産に際するリスクとの関連を調べました。

その結果、流産後6ヶ月以内に妊娠した女性は、6ヶ月~12ヶ月の間隔をあけて妊娠した女性に比べて、再び流産したり、子宮外妊娠の割合が低く、帝王切開や早産、低出生体重児になりにくいことが分かりました。

このことから、はじめての流産後は、次の妊娠まで、それほど長く間隔をあける必要がないと結論付けています。

WHO(世界保健機構)は、初回の流産の後は6ヶ月以上の間隔をあけるように推奨しているようですが、今回の大規模な調査で、見直すように提言しています。

漢方には血流循環を良くし、活性酸素を除去。子宮内膜をふかふかにすることで、着床しやすくし、流産予防や不育症予防などにも対応しております。

また、一部の漢方には抗酸化作用、交感神経興奮抑制作用などがあり、生理痛や頭痛、神経痛、リウマチなどの方にも使用されています。

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