薬って飲み方で効能に差があるんです
漢方で、最初に悩むのが、いつ飲めばいいのか。
よく服用時間についての質問されるんです。
結論から言うと食前・食間に飲むのが普通😅
もちろん例外も多く臭いが強いものや刺激性のあるものは、食後に飲みます。
また、六味地黄丸や婦宝当帰膠のように栄養豊富な薬を食前に飲むと、胃のもたれ感や食欲の減退をひき起こすことが、まれにあります。
こんな時は、食後に飲んでもさしつかえない。
年齢や体調によって変えることがあります
慢性病などで体力が弱っている人やお年寄りは、香砂六君子湯(こうしゃりっくんしとう)のような胃腸薬で、まず胃腸を整え、次の段階の治療を考えるようにするのも漢方の特徴です。
いかに、漢方の力を効率的に体に伝えるのかを考えています。
服用回数は通常1日2〜3回ですが胃腸の弱っている人は1〜2回にすることもあります。
多くの方は漢方薬を飲みなれていないため、過敏に反応することも。
このようなタイプの方には、最初少なめに服用し徐々に増量していきます。
吐き気を治める薬を多量に飲むと、吐き出すこともあるんです。
この時も少量を何回かに分けて飲むよう指導しています。
お湯、水、なにで飲む
水で飲むか、お湯で飲むかの問題もあります。
普通は水でもいいんです。
神経痛やリウマチで冷えを伴う時、さらに食後服用する場合は、温湯(おんとう)で服用してもらいます。
葛根湯のような、発汗を促す薬の場合にも、温湯を使ったほうが発汗作用をうながしてくれるのでオススメ。
カゼの改善が優先させる
なお、カゼをひいた時には、それまで飲んでいた漢方薬は一時的に服用を控えて、カゼの治療を優先するのが常識。
漢方薬の服用法は、飲む人の状態を考えながら、臨機応変に対応していく必要があるんです。