肉類の消化促進サンザシの実
秋から冬にかけて、北京の街角では串に刺した山査子飴売りの露天商をよく見かけるそうです。
サンザシの赤い実の表面を水飴で固めたお菓子で、大人から子供にまで人気があるとのこと。
イメージとして日本の夜店でよく見かける、リンゴ飴を小さくしたような感じですね。
この飴売りが街に出てくると、北京もいよいよ冬支度。
寒い季節の幕開けなんですね〜
漢方では、肉を食べたあとには、酸っぱいものを食べるとよいといわれています。
これからの寒い季節の食卓によくのぼる鍋には、甘酸っぱい山査子の実がピッタリ。
果肉は山査肉といって、漢方薬の原料なんです。
山査肉は、漢方では消化剤に分類されています。
肉類の消化を促進する作用が強いので、焼き肉や鍋にもピッタリ。
さらに脂肪分解酵素や血管拡張・血行促進作用も確認されており、高脂血症や動脈硬化、太り過ぎなどが心配な人にもオススメ。
また、山査子を使った食品は、山査餅やジュースなど数多いんですけど、昔、面白い健康食品として羅漢果山査晶がありました。
私は好きで、良く飲んでいたんです。
羅漢果は果物の一種で、のどを潤す作用があって、中国では歌手が声がれ防止のためによく用いられています。
羅漢果山査晶はこれに、山査子を組み合わせた固形の食品で、お湯に溶かして飲みます。
チョット手間がかかるんです。
日本では晶三仙
以前は羅漢果山査晶が日本の専門店でも売られていたのですが、飲むための手間から人気が無く、発売中止になりました。
代わりに日本の環境や使用に合わせた商品が晶三仙なんです。
「晶三仙」は山楂子、麦芽および植物性発酵物を原料としています。
この３つは中国の伝統的な組み合わせで、食事の前後によく摂られています。「晶三仙」は山楂子の爽やかな酸味を楽しめます。
いよいよ忘年会シーズン。
宴会で肉類など脂っこいものをとりすぎには、ピッタリ。