中医学で見る「疲れやすい40代女性」に共通する体の状態とは
40代になると、「以前より疲れやすくなった」「寝ても疲れが抜けない」「理由は分からないけれど、常にだるい」と感じる女性が増えてきます。
結論からお伝えすると、40代女性の疲れやすさには、中医学的に見て共通する体の状態があります。それは単なる年齢の問題ではなく、体の内側のバランスが変化しているサインです。
この記事では、中医学の視点から、疲れやすい40代女性に多い体の状態を、専門用語をかみ砕きながら、初心者の方にも分かりやすく解説します。

結論:疲れやすい40代女性には「気」を中心としたバランスの乱れがあります
結論として、疲れやすい40代女性の多くは、体を動かし、回復させるエネルギーである「気」が不足、またはうまく巡っていない状態にあります。
中医学では、疲れは「気の不足」だけでなく、
- 気の作られ方
- 気の使われ方
- 気の回復のされ方
この全体のバランスで判断します。40代は、このバランスが崩れやすい年代です。
理由:40代は中医学的に「転換期」にあたる年代だからです
中医学で考える40代の体の特徴
中医学では、人生をいくつかの周期で捉えます。40代は、体の勢いがピークを過ぎ、「消耗を前提に整える時期」へ移行する年代です。
- 若い頃のように無理がきかなくなる
- 回復に時間がかかる
- 疲れが蓄積しやすくなる
これらは病気ではありませんが、放置すると慢性的な不調につながります。
中医学でいう「疲れ」とは何か
疲れ=エネルギー不足だけではありません
中医学でいう疲れは、単なる体力低下ではありません。
- 体を動かす力が足りない
- 内臓を支える力が弱い
- 回復に必要な力が不足している
これらをまとめて「気」の問題として捉えます。
疲れやすい40代女性に最も多い「気虚」という状態
気虚とは何か
気虚(ききょ)とは、体に必要な気が不足している状態です。
- 少し動いただけで疲れる
- 朝から元気が出ない
- 声に張りがない
- やる気が続かない
40代女性に「原因不明の疲れ」が多いのは、この気虚が背景にあるケースが非常に多いからです。
なぜ40代女性は気虚になりやすいのか
- 仕事や家庭で「気を使う」場面が多い
- 責任が増え、休みにくい
- 食事が簡素になりやすい
- 睡眠時間はあっても、回復しにくい
中医学では、「気を使う」という行為そのものが、気を消耗すると考えます。真面目で頑張り屋の方ほど、気虚になりやすい傾向があります。
気虚だけではない、40代女性の疲れに関わる体の状態
血の不足・巡りの悪さも疲れにつながります
40代女性では、気虚に加えて次の状態が重なることも多くあります。
- 血が不足している
- 血の巡りが悪くなっている
血は、体と心を栄養する役割を持っています。血が不足したり巡らなくなると、疲れが抜けにくくなったり、集中力が続かなくなったりします。
腎の力の低下も見逃せません
中医学でいう腎は、年齢と深く関係する臓腑です。40代以降は、腎の力が徐々に低下していきます。
- 回復力が落ちる
- 疲れが蓄積しやすい
- 朝の立ち上がりがつらい
具体例:疲れやすい40代女性に多い体のサイン
- 朝から体が重い
- 夕方になると一気に疲れる
- 寝ても回復した感じがしない
- 気力が続かない
- 甘い物やカフェインを欲する
これらは、「怠け」ではなく、体からのサインです。
なぜ休んでも疲れが取れないのか
気虚・血の不足・腎の弱りが重なると、回復する力そのものが弱っている状態になります。
そのため、睡眠時間を増やしたり、休日に寝だめをしたりするだけでは、根本的な改善につながりにくいのです。
40代女性がやってしまいがちな「疲れを悪化させる行動」
- 疲れているのに無理をする
- 食事を簡単に済ませる
- 冷たい飲み物をよく飲む
- 休むことに罪悪感を持つ
これらはすべて、中医学的には回復を妨げる要因です。
今日から意識したい中医学的な考え方
「補いながら使う」という意識が大切です
- 体を冷やさない
- 食事のリズムを整える
- 無理を前提にしない
- 疲れを感じたら立ち止まる
こうした意識だけでも、疲れの感じ方は変わってきます。
まとめ:疲れやすさは、体質と生活の積み重ねです
疲れやすい40代女性に共通する体の状態は、気を中心とした体のバランスの乱れです。
疲れを「年齢のせい」と片付けず、体からのサインとして受け取ること。それが、40代以降を健やかに過ごすための大切な第一歩です。
次回は、「40代女性が無意識にやっている疲れを溜める生活習慣」について、さらに具体的に解説していきます。