10度以下の雨や雪が伴う低気圧の日に多い心筋梗塞

寒い季節は急性心筋梗塞が起こりやすくなるんですか?

寒いと、心臓に影響があるのでは、そう思いますよね。
夏よりも20%ほど冬に多く発症するとのこと。
増えているのか、あまり変化がないのか、微妙な数字なんですよね。

それでも気温変化の影響によって、血圧や身体活動度の低下、ひいてはコレステロールや中性脂肪の値が、季節によって大きく変動しています。
高齢者ほど寒冷期の影響を受けやすいのも事実です。

気になる急性心筋梗塞の起きやすい状況や時間帯は?

平均気温が10度以下の雨や雪が伴う低気圧の日に多いそうです。
なんとなく、青森市に住んでいると、寒い日の朝は心臓が痛く感じることがあるんですよね。
しかし、極端に発症しやすい状況や時間帯というものはないんだそうです。

普段の生活の中で強いストレスがかかることによって血圧が上昇したりすると(興奮、瞬間的な激しい運動時など)発症しやすいとのことです。

心臓病や高血圧に効果がある丹参

中医学(中国漢方)では、季節がとても重要な要素となっています。
心臓病や高血圧の悩みを抱える人にとって、冬の寒さは問題なんです。
寒さから血管の収縮、さらに、冷えは血液そのものを固まりやすくなり、血栓を形成しやすいと考えられています。
血栓が脳血管に行けば脳梗塞、心臓に行けば心筋梗塞の引き金となることに。
なんとなく、冬の時期は脳梗塞、狭心症といった、循環器疾患が増えているように思います。

中医学(中国漢方)では、これらの病気や症状は瘀血(血行不良)と捉えます。
体内に瘀血の診断として、頭痛・肩こり、手足の痺れ・静脈瘤・舌の裏側の血管の暗紫色の腫れ・などの、瘀血特有の症状をチェックして確認します。

瘀血の症状がある場合、血栓ができやすく、脳梗塞や心筋梗塞といった病気にもなりやすいんです。
瘀血症状を改善する活血化瘀(結構改善)薬のなかで、中国においておもっとも繁用されている生薬の一つに丹参があります。
丹参は紫蘇やサルビアと同じ紫蘇科の植物です。
作用は穏やかで、養血(血液の質をよくする)作用もあり、古くから使われてきた生薬です。
今まで、あまり日本では使われることがなかったのですが、近年、急に多くの漢方薬が販売されています。
薬理学的には、血流量を増加し、血液の粘度を下げ、脳動脈や冠状動脈を拡張させる作用があることから、特に脳血管障害や心臓病、高血圧症の治療に用いられるようになりつつあります。

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