お化粧いらずのお肌
私達、人間の皮膚は身体全体をおおい、成人の場合で皮膚の総面積は約1.5平方㍍、重さは体重の16%だと言われています。
そのため皮膚は人体最大の器官でもあります。
漢方でも、とても重要な皮膚。
なぜなら、人の美しさ、疾病、老衰などは皮膚から分かるからです。
皮膚表面には極めて多くの毛細血管が張りめぐらされています。
局部によってかなりの差がありますが、分布量は顔が多くて約100〜147本/㍉平方㍍。
手や腕などの部分で15〜70本/㍉平方㍍。
顔と手では、こんなにも違います。
皮膚の調節とストレス
ストレスがナゼ、肌に影響があるのか?
そもそも皮膚の末梢血管の調節は、交感神経あるいは体液物質の平滑筋へのコントロールによっておこなわれているんです。
ストレスあるいは怒り、鬱などのネガティブな感情動向、喫煙、寒冷刺激などは交感神経が興奮してしまいます。
そのため皮膚表面の末梢血管を収縮させ血の流れが悪くなるんです。
交感神経がアクセルだとすれば、ブレーキのように働くのが副交感神経。
副交感神経は末梢血管を拡張させ、血の流れを良くしてくれます。
ネガティブ感情の逆、喜び、笑いなどのポジティブな感情が副交感神経に働いて皮膚表面の末梢血管を拡張。
つまり、血の流れがよくなるんです。
肌つやは、血の流れで決まります。
ハゲないために
皆さんも、耳にしたことありますよね。
「良く笑うことで若返り、くよくよと悩む人は白髪が増える」
ストレスが髪に影響があるのは、頭皮という皮膚が関係しているから、かもしれません。