都市伝説?「胆だめし」の語源って漢方?

夏のイベントお化け屋敷

正直にいいます。
私は、お化け屋敷が苦手です。
ほんとに無理です。
日本では怪談やホラー映画やゲームが意外と人気だったりします。
私は、絶対に見ません。

夏は好きなんですけど、怖い話は好きになれないんです。
涼しくなると言うより、気分が悪くなります。
なんで、怖い思いをしなければいけないのか、意味がわからないんです。

胆っ玉が小さい

肝っ玉が小さい私です。
この「肝っ玉」どうやら中国漢方から来ているようなんです。
信じるか信じないかはアナタ次第なんですけどね。
漢方では胆を温めて不安定な精神状態改善することがわかっています。

怖いが体に与える影響

まずは夏の風物詩に、怖~い怪談話やお化け屋敷の効果について。
胆を冷やすような恐怖体験によって、一瞬、暑さを忘れたいという生活の知恵なんでしょうか。
多分、世界でも珍しいかも。
漢方の本場、中国にはないそうです。
「胆を冷やす」以外にも、「胆だめし」「胆をつぶす」「胆っ玉が小さい」など、胆に関する言葉がたくさんありますよね。
これらはいずれも漢方の考え方からきているような気がします。  

漢方でいう胆は、現代医学でいう胆嚢の働きのほかに、「決断を主る」といわれています。
人の精神活動と関係の深い臓腑なんです。  
漢方では、ものごとにビクビクする、不安感、決断に迷うといった精神症状を「胆寒」といいます。
昔の人は、このような症状を直感的に胆の冷えと考えたようです。
ただし、この場合の「寒」というのは、単に冷たいという意味ではなく、胆の異常によって引き起こされる不安感や恐怖感、驚きなどの精神状態を表しています。
このように不安定な精神症状を改善する薬に、温胆湯という処方がある。つまり、胆を温め(強め)ることにより、胆力をつけるとい意味なんです。
昔から不安神経症や不眠症の薬として使われてきました。  
熱がこもってイライラ感や不眠の症状がある時には、神経の高ぶりを抑制する黄連や、精神安定作用のある酸棗仁を配合した星火温胆湯という処方もあります。
体質や今の状況に合わせて使いたいですよね。

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