血液ドロドロ タイプB 

B.血が不足して流れが悪い「貧血」でドロドロタイプ

症状・・・顔色が悪く、立ちくらみしやすい
□朝起きたときから肩がこっている
□髪や肌、爪につやがなく、かさつきがち
□温かいものを飲んだり、横になって体を休めると生理痛が楽になる
□月経血は少なく、ピンク色の粘膜のようなかたまりが交じる
□下に茶色の斑点がある

特徴など
栄養分や酸素を体に運ぶ「血」が不足して、全身にいきわたらなくなると、流れも悪くなります。
血液が薄まったような状態になっているため、貧血や立ちくらみ、髪や肌につやがない、月経量が少ないといった症状が表れやすくなります。
無理なダイエットや極端な粗食を続けている人に多いタイプです。
この状態が長く続くと、心臓に負担がかかって動悸がするようになったり、体のあちこちにん血流障害が表れて、肩こりや頭痛、手足の冷え、生理痛の原因に。
また、血管も栄養不足になるため、血管壁がもろくなって、老廃物が血管壁にくっつきやすい状態になってしまいます。

血を増やして、流れを豊かにする
血が不足していると、顔色が白っぽく、肌につやがなくなり、動悸や息切れなどの症状が表れます。
生理にトラブルが起こりやすく、不妊で悩むことが多いのもこのタイプの特徴です。
偏食や極端な粗食、無理なダイエット、夜更かしなどの生活習慣が原因となるほか、病気や高齢出産をきっかけに、このタイプに体質が傾いてしまう人も。血液をサラサラにして、元気を取り戻すためには、生活のなかで「血」をしっかりと補う工夫が大切なのです。

一度にたくさん食べず、多種類の食品を少しずつとる
食生活にかたよりがあるようなら、まずはそれを改善することが大切。
ひとつのものばかり多く食べるのはやめて、できるだけ多種類のものを食べるように心がけましょう。
またこのタイプは、食べ物から必要な栄養を吸収する力が弱いので、「血」を補給するための食品も、一度にたくさん食べず、何度かに分けて食べるほうが効果的です。

黒い食品とたんぱく質を多くとろう
黒豆、ひじき、プルーン、黒ごま、黒きくらげなど、色が黒い食品は、血を増やしながら血のめぐりをよくする作用にすぐれています。
毎日少しずつでも食事に取り入れるようにしましょう。
また、たんぱく質をきちんととることも大切。
血を補う作用が強いのは、レバー、鶏肉、牛肉の赤身、まぐろ、かつおなど。
これらの動物性たんぱく質と、豆腐や納豆などの植物性たんぱく質を、野菜や穀類と組み合わせてとるとよいでしょう。

夜更かしや夜の仕事は避ける
血は、夜眠っているときに生成されるので、睡眠は重要。
夜更かしをすると、それだけで血が消耗されて、ますます血の不足が進んでしまうことに。
血の不足を解消するためには、遅くとも11時までにはベッドに入る努力を。
また、頭を使う作業も血を消耗するうえ、このタイプはちょっとしたきっかけで不眠になりがちなので、夜寝る前にパソコンに向かったり、仕事の書類に目を通すのは禁物。
就寝前の1〜2時間は、できるだけリラックスした時間を過ごすようにしましょう。

ヨガやストレッチがオススメ
このタイプは、やせていて筋肉も貧弱な人が多く、運動もあまり得意ではないはず。
筋肉に弾力がないため、テニスや短距離走など、体の一部分を酷使するスポーツは、けがのもとです。
体を動かすなら、全身をほぐすヨガやストレッチ、水泳などがおすすめ。
翌日に疲れが残らない程度の運動量を心がけて。

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