血の流れを良くするために血の流れが悪くなる理由を知っておく

誰もがしっている血の流れ

血の流れが良いということは、病気になりにくい、または病気が治りやすいということです。

病院で出させる血流を良くするといわれている薬の多くは血液を固まりにくくする作用がほとんどで、血液をキレイにしているわけではありません。

漢方の世界では血の流れを妨げる症状を瘀血といいます。

東洋医学では流れが悪く滞りがちな血液を「瘀血(おけつ)」と呼んでいる。(瘀とは停滞という意味で、文字通り血が滞ったり、血の流れが悪く、よどんだ状態を指す。瘀血になった血液は正常な状態に比べて粘度が強くなっていて、流れが悪くなっている[1]。

ウィキペディア 瘀血より

体内の血液が滞るメカニズム

中医学(中国漢方)で瘀血とは、「血液の質が悪くなり、粘り気を増して流れが悪くなったり、固まりやすくなった状態」と考えられています。
瘀血は、脳や心臓などの循環器疾患だけでなく、冷えや肩こりなどの軽いものから、ガン、肝臓病、腎臓病などに至るまで、さまざまな病気の引き金になるものとして対応しています。
イメージとしては瘀血は万病の元ですね。
体内に瘀血が生じるメカニズムは、次の3つです。
中医学では、生命活動を維持するうえで「気」の働きを重視しています。
気には体内に血液を巡らしたり、臓腑の活動を促したりする働きがあります。

1)血液を全身にめぐらす心臓の働き(心気という)の低下です。
2)血管の収縮によって血液の流れが悪くなるもの。
3)血液そのものの質が変化して、サラサラのものがドロドロになり、流れが滞るものです。

中医学や漢方では、この3つの考え方が基本となって漢方薬を使い分けていきます。
健康相談の時に、これらのことを知って相談されると、より自分に合った漢方を選ぶコトができるはずです。

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