舌診で自分に合った水分量を探す:水を大量に飲む健康法は不健康

白い苔の場合

舌診で、最初に診るのが舌全体の色。
これは主に寒熱の状態を判断することができます。
まずは、基本。
青舌から淡白色、淡紅色、紅色、深紅色になるにつれ、寒から熱への変化のことです。
正常な舌はやや赤みがある淡紅色。
メッチャ難しい表現です。
冷え性の場合、れよりも白っぽいのが特徴になります。
逆に熱が身体にこもっていれば赤みが強いことを現しています。
寒熱、冷えや熱などと違う「舌の色」でわかることがもう一つあります。
中医学(中国漢方)で多くの症状にみられる、血(おけつ)という血の流れが悪くなっている状態。
これは舌の色が暗い感じで、ひどくなると紫色っぽい状態の場合です。
また、血が足りない状態でも白っぽい状態になります。
色の判断は人により、感じ方が違います。
自分で思っている色の感じと、専門家が見た色の感じは、違うコトが多いんです。
舌診にしろ、脈診にしろ、きちんと「教えてもらう」ことが大事で、本やネットで学ぶことは難しいんです。

舌苔の厚い人は水分の撮り過ぎです

水を1日、沢山飲む、という健康法がありますよね。
中医学(中国漢方)では、必要な水分量は個人で違うと考えられています。
それは、舌に現れるから、判断しやすいんです。
中医学(中国漢方)では、舌は体の健康状態を映し出す鏡。
舌を観察するだけで、その人の体の具合、とりわけ内臓の状態が、おおよそわかります。

体の水分代謝の状態は、舌の表面につく苔(舌苔という)に現れます。
健康な人の舌はきれいな淡紅色(ピンク色)。
さらに、苔は薄い白色で適度に湿っている状態なんです。
舌の苔はと自然界の苔は似ているんです。
想像してみてください。
湿気の多いところにある岩には厚い苔がありますよね。
逆に乾燥地帯には苔は生えません。
さらに干ばつ状態だと地面にヒビ割れができたりします
舌も同じなんです。
体内に余分な水分(湿)がたまると、舌の表面にはべっとりと厚い苔がつき、さらに形もむくんで大きくなるため、歯の後が見られます。
逆に水分が不足すると苔は少なくなり、ひどいと、苔が全部なくなって、表面が鏡のようにツルツルの状態に見えます。
また、干ばつのように、舌にヒビ割れ状の溝が現れます。
中医学(中国漢方)での診断では、必ず相手の舌をよく観察します。
舌診は、もっとも身近な診断方法で、内臓から発信される健康情報を的確にチェックすることができます。
もちろん、多くの病気の予防にも使えます。
若い人は舌苔が厚くなりがちです。
それは日頃から水分や冷たいもの、脂っこいものの撮り過ぎているから。
自分で、気づけることで、体調管理をすることができるのも舌診の魅力なんです。

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