若返りと美容の歴史は漢方が作ってきた
日々、オープンで走っているシロクマです。
冬のオープンは夏より快適。
澄んだ空気がとても気持ちイイのですが、ちょと困るのが乾燥と冷えた空気を吸い混むこと。
そのため、喉と肌にダメージが😅
普段、カラダの内側からオープン対策をしておくことが大切。
日ごろから肌の乾燥があって、秋から冬の乾燥期になると、きまってカラ咳や口の喝きなどの症状がひどくなる人または繰り返す場合、体質が問題かも。
ポイントは「腎」。
西洋医学の腎臓とは違いますが似ています。
中国漢方は「腎は水をつかさどる」という考え方をします。
西洋医学の腎臓の働きに近いかも。
漢方的な考え方として、「腎は精をつかさどる」という考え方もします。
精とは、成長発育・生殖作用のもととなる大切な栄養物質(ホルモンの一部を含む)の総称なんです。
漢方での不妊治療でも大切な考え方なんです。
生まれつき体が弱い人や、老化・慢性病の人は腎陰虚(水分・腎精の不足状態)と考えられています。
腎陰虚はやせている人に多くみられ、口渇、乾燥肌、皺がめだつ、手足がほてる、といった症状になりやすいんです。
このタイプの人が秋の乾燥気候の影響を受けると、上記のような症状に加えて、カラ咳や口・鼻の乾燥感なども出やすくなります。
肌を潤し皺を防ぐ「八仙丸」
中国漢方でいうところの「肺腎陰虚」の状態。
中国には腎陰虚の代表的な処方である六味地黄丸に、肺を潤す作用のある麦門冬・五味子を加えた八仙長寿丸という薬があります。
肺腎陰虚の改善に対応しています。
また、肌を潤し、皺を防ぐことから、中国では不老長寿の薬として古来珍重されています。
日本では八仙丸という名前で輸入されています。
ゼンソクやアトピーなどで、この時期に皮膚が乾き、症状が悪化する傾向の人にも、八仙丸は応用できるんです。
必ず、専門店で相談してくださいね。