日常生活でできる耳鳴り対策としてできること
耳鳴りは、治すことが難しいので、軽減する方法が一般的です。
なぜなら、耳鳴りの原因として、耳、そのものに問題があることが少ないからです。
音響療法
耳鳴りよりも小さな音を聞き続けることで、軽減したように感じるコトができます。
そもそも、周囲が静過ぎると耳鳴りが際立ってしまうかので耳鳴りがきになるんです。
効果はスグにはでません。
根気よく続けることで、気づくと耳鳴りが小さくなっていることに気づくと思います。
生活習慣を整える
体を、より健康にする。
十分な睡眠、適度な運動、規則正しい食事など、生活習慣を整えることで、耳鳴りの原因とされるストレスや疲労を普段から軽減しておくことが大事なんです。
漢方では肝・胆の亢進を抑えることで耳鳴りを軽減させます
意外と多い耳鳴りの原因に、ストレスなどの精神的な原因があります。
この、タイプの耳鳴りを実証タイプといいます。
ある日、突然、耳鳴りに気づくことがあります。
原因としては、怒りや、精神的ストレスなどがきっかけが多いんです。
特徴としてザーザーという波の音、ゴロゴロと雷のような音などの場合が多く、体に感じる症状としては耳のまわりに張りや痛みを伴うことです。
その他の特徴として、手で耳を押さえても耳鳴りの症状が軽減しません。
実証タイプの耳鳴りの漢方での対策は肝と胆の調整です。
人の体には、気血を運行させるための経絡が、網の目のように張りめぐらされています。
内臓と体表、体の上部と下部などを、この経絡で連絡することで、一つの体として機能しているんです。
経絡の中でも耳鳴りと関係の深いのは、側頭部から耳を通って足まで走る胆系の経絡。
漢方には「肝胆あい照らす」という言葉があります。
五臓六腑のなかでも肝と胆は緊密な関係にあり、両方とも精神作用と強く結びついています。
そのため精神状態の不安定な人、短気な人は、肝や胆の働きが亢進しているため、イライラ感、怒りっぽいといった興奮状態が出やすくなるんです。
実証タイプの耳鳴りの原因の多くが肝・胆系の経絡を通る気血の流れを乱しているからなんです。
漢方での対処方法はシンプル。
肝や胆系に作用し、自律神経の興奮を抑制する処方を使うコトです。