突然死とは
突然死って、言葉からすると直ぐに死んでしまうイメージがあります。
突然死の定義として症状が出て24時間以内に死亡の場合です。
24時間以内という時間がありますが時間的には突然かもしれません。
突然死を追ったある統計では週末に自宅で倒れる人の割合が多いようです。
原因の約5割は心筋梗塞などの「心臓の病」。
約3割が脳梗塞など「脳の病」。
生活習慣が原因になっているようです。
中医学的には瘀血が原因と考えられます。
つまり、瘀血を予防しておくことで、突然死を予防できる可能性があるということです。
突然死は本当に“突然”の死か?
厚生省の成人病対策総合研究班が1989年から1991年までの3年間に、都内で発生した突然死13,939件に件について調査したデータがあります。
それによると突然死の原因は、心血管系の患者57.0%、脳血管系19.0%、呼吸器は8.3%、消化器系は4.7%、青壮年の急死症候群1.2%などとなっています。
実に突然死の76%が心臓と脳の血管に何らかの問題を抱えていて、心臓の血管に問題のある人なら狭心症や心筋梗塞、脳血管に問題のある人なら脳血栓や脳出血などの疾患を引き起こしたのです。
これらの血管病はいずれも中医学でいう瘀血(血の滞り)に関係する病気です。もしもこのような人が、早めに養生・飲食・運動・休憩などに気をつけ、自分に合った活血化瘀(血行改善)薬を服用して血液をきれいに保っていたなら、突然死は未然に防ぐことができたのではないでしょうか。
中医学(中国漢方)において突然死は、事前に察知し予防できない“突然”の死とは違うようです。