出産経験と更年期の症状の重さには関係がありますか?
出産経験の有無と、更年期の症状の重さには関係があるのか、質問されることがあります。
女性だと、気になるコトではないでしょうか。
子育ても終わった頃に、訪れる更年期。
漢方での考え方について、ご紹介しますね。
漢方では出産や授乳を、体を「大掃除」するよい機会ととらえています。
実際に、出産のときに、胎児とともに体に滞った瘀血も排泄され、子宮内膜症など瘀血による病気が軽減することも多いのです。
そのため、出産経験のないまま更年期と迎えると、瘀血による症状が出やすくなる可能性があります。
効率よく瘀血を排泄するためには、できるだけ自然に出産すること、授乳を6〜8カ月続けることも大切です。
産後の母乳を、体形がくずれるなどの理由でやめたり、計画出産のために帝王切開にするといったことは、瘀血を体内にため込むようなものともいえます。
ただし、1年以上の授乳は、逆に体や性機能の衰えを早めることにも。
高齢出産の場合、特に注意が必要です。
女性は7の倍数
漢方(中医学)では、7の倍数を女性の体の節目なんです。
例えば、、、
7×2=14歳までに初潮
7×7=49歳で閉経
という女性のリズムは昔から変わることはありません。
大人の女性にとって、老化を防ぐために知っておいて欲しいのは更年期を迎える前の時期、準備期間でもあります。
出産していないのであれば、しっかり準備することで、更年期をスムーズに過ごすこともできます。
自分の体を漢方でメンテナンス。
少しだけ意識してみてはどうでしょう。