男性と女性でなりやすい痔が違う
女性
いぼ痔 56%
きれ痔 15%
痔ろう 5%
その他 24%
男性
いぼ痔 51%
痔ろう 18%
きれ痔 9%
その他 22%
痔の原因(女性編)
女性の痔の特徴の1つに便秘があります。
そのため、肛門を傷つけることで痔になります。
また妊娠中や出産後は、おしり周辺のトラブルが多くなり、特に妊娠中期、後期で痔になりやすいといわれています。
多いのはストイックなダイエットも痔になりやすいんです。
なぜなら、食事の量が少なくなることで、便意が起こりにくく、自然と便秘になりやすいんです。
大事なのは栄養管理。
頑張りすぎるダイエットで痔になったら、悲しすぎますよね。
ダイエットを始める時に、体の状態を知ってからはじめてくださいね。
痔の出血と痛みに
中国には「十人九痔」という諺があります。
10人いれば、そのうち9人が痔という意味なのだそうです。
日本人も、以外と多いのですが、誰も言わないので気付かないだけなんですよね。
仕事柄、タクシー運転手や事務業務などの座る時間の長い仕事、出産後の女性など、相談に来店される方が増えてきています。
特に、在宅ワークが一般的になってきたことで、座る時間が職場より長くなってしまい、病院にも行けず、相談に来店される方もおられます。
痔とういう病気の初期、つい我慢してしまいます。
そのため慢性化してから相談にこられます。
まず痔の原因ですが、中医学的(中国漢方)的には、いろいろあり、多くは湿熱と考えられます。
つまり「食べ過ぎ」「飲み過ぎ」ですね。
栄養過剰で、大腸、肛門の周辺に湿熱がたまってしまい、気血の流れが悪くなることから、痔核になり痛んだり、出血することに。
酒の飲み過ぎや辛いもの・甘いもの・脂っこいものの摂り過ぎることから、便秘、下痢、ストレスで、痔になることもあるんです。
西洋医学では、痔の原因を肛門付近の静脈の鬱血ととされることが多く、このことを中医学(中国漢方)では瘀血(血の滞り)と判断します。
つまり痔の症状がある、ということは体に瘀血がある、ということになるんです。
漢方では、塗り薬より内服薬が一般的にです。
大腸の湿熱をとり、出血を止める槐角と地楡を主薬に、炎症を抑える黄芩、湿を除く防風、局部の瘀血を改善し痛みを緩和する当帰など6種の生薬で作られた漢方薬もあります。
早期に使用することで出血や痛み、腫れなどの改善に即効性があるとされています。
痔は早期対処が重要で、慢性化すると治療が長引いてしまいます。
つまり、長期に苦しむことに。
まずは、日頃から、刺激のある食べ物を控え、全身の血行を良くしておくことが痔の予防になるんです。