夏のアイスクリームを気にせず食べる、そのための生薬が簡単に手に入る:手軽に健康

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湿を除き胃腸の働きを良くする藿香

刺し身や寿司などに代表される日本料理は、醤油やワサビなどと一緒に食べるものが多く、味が薄く、さっぱりとしていると思う。
ラーメンは別だけど。
油っこく、こってりした味が好きな私にとって、和食の味は淡白すぎて、少々もの足りないことが多い。
塩分過多、濃い味の津軽人なので。
不思議なコトに結婚した嫁は大阪生まれ、大阪育ちのバリバリ関西人。
さっぱりとした薄味が好き。
そもそも、大阪の薄味の理由があるように思うんです。

四方を海に囲まれ湿度も高い日本。
特に大阪の暑さは、津軽人の私にとって、過酷すぎます。
嫁の実家には、夏は行きません。
というか、何度か、行ったのですが、駅のホームで朦朧として、蜃気楼が見えたんです。
そのような環境のなかで生活している大阪の人は、体内に湿がたまりやすいんだと思うんです。
少なくとも青森に住んでいるのとは、湿の溜まり具合は違うはず。
さらに、あまりの暑さのため、冷たい飲料水をよく飲むし、女性は生野菜が大好き。
ウチの嫁が特別に野菜が好きなだけかもしれませんが。
冷たい飲み物や生野菜は消化酵素が薄められ、胃腸も冷えます。
さらに、暑さのため、運動不足になる傾向も。

体内に湿がたまると、気の流れが阻害されて体の陽気(エネルギー)を傷つけるため、特に脾胃(消化器系)の機能が不調になりやすく、食欲不振などの消化器症状を引き起こしてしまいます。
そこで、湿の高い夏に使われる生薬があります。
体にたまった湿を取り除いて、不快な胃腸症状を改善してくれる生薬「藿香」。
その芳香成分の働きで湿を取り除き、胃腸の働きを良くするため、梅雨時や蒸し暑い季節に必ず使われます。
というより、知らない漢方専門家はいないはず。
藿香を主薬とした代表的な処方に「勝湿顆粒」があります。
名前の通り“湿に勝つ”😀
夏場の湿邪対策、夏バテ、口臭などに使ってみてはどうでしょう。

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