夏だビールと除湿機

今年の夏、ついに洗濯用に除湿器を買いました。年齢とともに、エアコンが体への負担を感じるようになったので、安い除湿機を買ってみたんです。これが凄い。1日、24時間稼働しているのですが、2回~3回タンクが満タンになります。こんなに空気中に水があるのかって。
とういことで今回は「湿」と漢方について。
中医学では「湿」と体調を重要な関係と捉えています。特に湿度は上がり気温も上昇。自然と冷たいものを飲み食いする。ビールなんか最高に美味しいですよね。体にはどんなことが起こっているのでしょうか?

湿気が体の不調の原因に

日本の夏。高温多湿!!
オリンピックは大変だと思いますよね。研修先だった中国は北京、夏の暑さと冬の寒さが極端であり、青森みたいでした。梅雨の時期だけは違います。北京では経験しなかったな〜。比べると青森の湿気がすごい。

便利なのが季節や環境に合わせることができる漢方。
湿度が高く発汗作用がうまくいかなくなると、体温の調節にも影響が及んで、体はベタつき、蒸し暑さやだるさを感じやすくなります。湿度の高い時期、日本では湿の症状が一気に増えるんです。ビールなどの冷たい飲み物を多く摂る季節でもあるからね。
そのため消化器系の働きが弱くなり、体の中に余分な水分(湿)がたまりやすい状態に。こういった体質の人は体内に湿気がたまりやすく、倦怠感、頭重感、胃のもたれ、食欲不振、めまい、下痢など、さまざまな体の不調を訴えます。

リウマチや関節炎なども、この時期の湿気の影響で症状が悪化する傾向があります。気候と人体の関係を重視する漢方は、湿によって引き起こされる病気に対して、さまざまな対応ができます。西洋医学では水分代謝を良くする薬をいえば利尿剤ですが、漢方ではそれ以外にも、胃腸の働きを強めて水分代謝を促す漢方や汗腺の働きを活発にして体の中にたまった過剰な水分や熱を取り除く漢方、さらには小便がスッキリ出るように利尿作用のある漢方など多彩。

養生の面では、とにかく適当な運動をして汗を流し、小豆やキュウリ、スイカなどの利尿作用のある物を食べるといいんですよ。
これで、オリンピックも大丈夫。

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