地元の専門店だからできる体内から保湿する漢方

乾燥期 麦門冬で肺に潤い

「ノドの具合がおかしいんですよ」
ノドの痛み、からセキ、熱っぽさの相談が、この時期、増えます。
青森特有の乾燥気候が、呼吸器系に影響を与えています。

冬とは逆の梅雨どきには体調を崩すことも。
環境が変わると、日ごろは健康に自信のある人でも、体調が崩れやすくなります。

季節と風土に合わせる健康法

漢方では気候風土と病気には、密接な関係があると考えられています。
青森の冬は中国漢方でいうところの「燥」の季節。
実は、青森で生活しているからわかること。
これが、沖縄とかだと、同じ季節でも漢方的対応は違うんです。

冷えと乾燥

気象条件の中でも、乾燥(燥邪) によって引き起こされる病気が増えます。
燥邪の影響を最も受けやすいのは、ノドや鼻、気管支などの呼吸器系。
秋から冬の乾燥期の呼吸器系の病気には、中国漢方でいうところの「肺燥」によるものがほとんど。
健康な人の肺は、陰液(血液・体液)によって潤され、呼吸や防衛の働きを果たしています。
乾燥気候によって肺の陰液が不足してくると、からセキ、ノドの渇き、声のかすれ、ほてり、皮膚の乾燥感といった、特有の症状が現れます。

対処としては、肺を潤しノドや気管支の炎症を鎮める作用をもった麦門冬(ジャノヒゲの根)が主薬の麦門冬湯や、潤肺糖漿などが使われることが多くなります。
食べ物としては、ノド・気管支・肺などの呼吸器系を潤し、セキを止める効果をもつナシやユリの根、レンコン等がオススメ。
冬の乾燥期の養生法です。

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