免疫強化物質とは?

まずはインターフェロン

どこかで聴いたことはありますよね「インターフェロン」。
聴いたことはあっても、知っている人は、少ないと思います。
インターフェロンは、生体がウイルスに感染したときに細胞が反応して作られるタンパク質(サイトカインの一種)なんです。
インターフェロンというタンパク質には、ウイルスを攻撃したり増殖を抑制する働きがあるんです。
つまり、インターフェロンを薬として体内にたくさん入れることで治療することをインターフェロン治療といいます。

ここで、注意が必要なのは、万能ではない、ということです。
現在、話題のウイルスに使われないのも、効果そのものにも疑問がありますが、副反応がどうでるのか、わかっていないからです。

漢方と免疫

そもそも、人の体はウイルスなどの刺激によって白血球やリンパ球からインターフェロンがを作り出します。
未感染の細胞に抵抗力を与えて、ウイルスなどの外敵から体を守る働きがあり、製剤がガンやC型肝炎の治療によく使われています。
一方、白芍、西洋人参、黄耆、霊芝などには体内のインターフェロンを誘発して、ガン細胞を殺したり、増殖を抑制する働きがあると言われています。
また、T細胞の増殖やNK細胞を増強する活性因子の1つにインターロイキン(IL)2があります。
枸杞子、黄耆、人参などにはIL2を誘発する作用があるので抗ガン効果が期待できます。
さらに、当帰、柴胡、半夏、桂枝、西洋人参、黄耆などには、強力な抗ガン活性を持っているガンの壊死因子の活性を高めるので、ガン細胞の抑制に役立ちそうです。
このほかにも人参やシベリア人参、丹参、黄耆などを中心に、いくつもの成果が認められており、漢方の免疫療法に道を開くものとして期待を集めています。

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