元気な人ほど大火事に、ストレスは熱なんです、冷ませば解消します

感情は臓腑を傷つけている

怒りは肝を傷つけ
喜びは心を傷つけ
悲しみは肺傷つけ
恐れは腎を傷つけ
思いは脾(消化器系)を傷つけ

感情や思考などの喜怒哀楽を含む感情(七情)と各臓腑との間に強いつながりがあるんです。
普段の生活で気づけることですよね。
その中でも、特に精神的なストレスの影響を、最も受けやすい臓腑は「肝」。

ストレスによる緊張状態が長く続くと、気の滞りが「肝熱」や「肝火」といった熱症状を生むことがあります。
堆肥を長く積んでおくと、内部に熱がこもって、燃えだすことがあるんです。
生ゴミ、堆肥、RDF、木材くず、肉骨粉などの有機物を大量に保管していると、発酵によって内部の温度が上昇してそれが反応を促進させることとなり、最終的には酸化反応が起こり自然発火してしまうことがある。

似た状況が心にも起こるんです。
精神的な鬱積状態も長く放置すると熱を帯び、ひどくなると火に変わって頭部や顔面に出ます。
コミックでも、あまりに怒ると顔が赤くなり湯気が表現されますよね。

元気な人ほどストレスは大きくなる

気分転換などによって、ストレスの解消に努めることの必要性があるのは、この熱を解消したいから。
こうした頭部や顔面の熱症状は、比較的体力のある人で、更年期障害、自律神経失調症、高血圧症、結膜炎などの時によく見られます。
具体的には、怒りっぽい、イライラ感などの情緒の乱れに加えて、顔が赤くのぼせる、目が充血する、血圧が上がる、頭痛、めまいなど頭部の症状として現れやすいです。
漢方的には、熱を取ったり、気のめぐりをよくする漢方薬を選択していきます。
熱を鎮めて、肝本来の疏泄作用を取り戻すには、瀉火利湿顆粒や釣藤散が選ばれることが多いはず。

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