健康に良いからと思い込んでサプリを多く摂って逆に疲労になっているかも

サプリメントは選んで貰う時代

あれがいい、これがいい、本当に自分に合っているのか確認したことありますか?
漢方薬って、全て天然素材。
つまり、サプリメントと似ています。
なにが違うのか?
それは組み合わ方法が、しっかりと研究され、結果が出ているということです。
それが認められ、医薬品として販売されています。
つまり、サプリメント選びは漢方専門店で選んで貰う時代に。
自分でネットや広告で選んで、疲労がでても、気づくことはないのが自分で購入したサプリメントなんです。

健康に良いと思い込んで、体で不足していない栄養素をサプリメントという形で「摂り過ぎ」ていることが多いんです。
また、サプリメントを過信して栄養失調になっている方も。
サプリメントは、マルチビタミンと記載されていたとしても、栄養素的には絶対的に不足しています。
マルチビタミンで体に必要な栄養素は補えないんです。

中医学の最新療法に注目

二千年以上前に記された中医学の古典『黄帝内経』にも、この病気のことが「消渇病」として記載されています。
たとえば、甘いものなどの取り過ぎで肥満体の人は内熱があり、その熱によって津液(体に有用な水分)を消耗し、消渇(のどの渇き)という症状が出るとしています。

肥満体の人の多くは、痰湿(食べ物と脂質代謝障害の産物)症であり、痰湿は体内に溜まって血液を汚し、血液の循環障害、つまり瘀血(血液の滞り)となります。
この痰湿と瘀血が体内に停滞すると内熱を生じ、そのため、体液を消耗し(陰虚燥熱)、多飲・多食・多尿という糖尿病特有の「三多」症状が出てきます。

そのため、糖尿病の原因は、痰濁内阻(代謝できなかった水分や脂質が体内に滞った状態)、血液の汚れ、血流障害などで、根本的には血液に問題があり、陰虚燥熱は表面の現象と考えられます。
これまでの中医学の糖尿病対策では、陰虚燥熱などの症状に重点がおかれ、化痰降脂(コレステロールを減らす)や活血化瘀(血行改善)法をそれほど重視していませんでした。

そのため糖尿病に対して十分な治療効果が得にくいこともありました。
山東省済寧市老人病心臓血管病院では、糖尿病治療時に血液に注目し、血液の浄化とか、コレステロールを下げることで、これまでにない治療効果を上げています。
これは中医学における糖尿病治療が、新しい段階に入ったことを意味するものといえます。

タマゴの食べ過ぎは注意するけどサプリは注意しない

不思議なのはタマゴなどは、食べ過ぎに注意します。
でも、サプリメントの摂り過ぎには、注意しないんですよね。
同じ「食品」なのに。
今では、タマゴを食べる量に、それほど制限はされていません。
それはコレステロールの数値と、関係性が低いことがわかったからです。
疲れるからサプリメントを飲む、ということが、実は、体への負担になっていて、疲労の元なのかもしれませんよね。

思い込みって、変えることが難しいんです。

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