不妊相談の多くが冷え症を抱えている
不妊相談で、ほとんどの方が冷え症で悩んでいます。
この冷え症も、酷くなると基礎体温表に記入できないくらい低い方も珍しく有りません。
困ったコトに、これだけ体温が低いのに、あまり気にしていないんです。
不妊治療で、なぜ冷え症が問題になるのか、というと「腎」の働きが大きく関わってくるからです。
漢方での腎の働きと役割が不妊治療にとってとても大事なんです。
精を蔵し、成長、発育、生殖を主る
と考えられています。
内容は視床下部から副腎系を中心とした内分泌系全般の機能と働きです。
「腎」と冷え
冷えには、大きく分けると2つのタイプがあります。
ひとつは、血行が悪いために起こる冷え、もうひとつのタイプは、体を温める原動力である「腎」の機能が低下して起こる冷えです。
「腎」は、生殖機能と深い関係があります。
よく「冷えると妊娠しづらい」というのは、「腎」の機能低下が関係している場合が多いため。
手足だけでなく、足腰の冷える、極端な寒がり、冷たいものを嫌うなどの特徴があります。
冷え症の改善にショウガでは難しい
腎の働きに作用する、丈夫にする、熱を追加する、という方法が冷え症には必要です。
ショウガも悪くはないのですが、それ程、効果があるとは言えません。
妊活は時間との勝負。
短期間に効果を求めるのであれば、漢方がオススメ。
速効性は温灸器
1日2回の温灸は、冷え症改善にオススメ。
コスト的にも時間的にも、妊活の冷え症対策として考えて見てください。